この度、會津八一と交友関係にあった人々との
往来書簡集『雁魚來往〈十〉』(A4判、110㌻)を刊行いたしました。
今回は、會津八一の門弟で美術史学者の安藤更生の書簡と安藤に宛てた會津八一書簡とともに
時系列で収録しました。巻頭に鮮明なカラー図版を掲載し、八一の息遣いが感じられる毛筆の
魅力を感じていただけるように致しました。
1冊2500円(税込)。ご希望の方は、当館までご連絡ください。
この度、會津八一と交友関係にあった人々との
往来書簡集『雁魚來往〈十〉』(A4判、110㌻)を刊行いたしました。
今回は、會津八一の門弟で美術史学者の安藤更生の書簡と安藤に宛てた會津八一書簡とともに
時系列で収録しました。巻頭に鮮明なカラー図版を掲載し、八一の息遣いが感じられる毛筆の
魅力を感じていただけるように致しました。
1冊2500円(税込)。ご希望の方は、当館までご連絡ください。
會津八一記念館は、今年度も「會津八一の歌を映す」第17回秋艸道人賞・写真コンテストを開催いたします。
八一の短歌は、古代への憧憬、四季おりおりの自然に寄せる想い、戦争への怒りとむなしさ、混乱期に病死した養女への悲歌といった、生身の人間としての感慨を詠じた名歌があります。
この写真コンテストのねらいは、八一の短歌をただ視覚的になぞるといったものではありません。八一の短歌のイラストではなく、その歌をモチーフに万人の心に響く心象風景を自在に映像化していただきたいというのが、このコンテストの趣旨です。
このコンテストも17回を迎え、県内外からの応募数も増え、上記の趣旨のご理解が広がりつつあります。ぜひ独創的な写真を多くお送りいただきたいと思います。
以下のPDFで公募規定をご確認頂き、ふるってご応募ください。
新潟大学名誉教授で書家の野中吟雪館長による連続講座「書に親しむ」(3)が
5月11日にスタート致します。
この講座では會津八一と同時代の文人や書家がどのように書と向き合い、
どのような作品を遺したかを探ります。
各回のタイトルは次の通りです
第1回「書とその周辺」 5月11日(木)
第2回「中林梧竹と副島蒼海」 7月11日(火)
第3回「棟方志功の書」 10月17日(火)
第4回「現代の書」-現状と課題 令和6年2月18日(日)
会場:日報ホール(メディアシップ2階)
時間:午後2時から約1時間半です。
定員:各回120人(定員に達し次第締め切ります)
受講料は1回500円。4回分前納(2000円)の方には、
漢字の書体の変遷がたどれる図録「書の美ヒストリア」(2015年刊行)を進呈します。
申し込みは、往復はがき 〒950-0088 新潟市中央区万代3の1の1 新潟市會津八一記念館
または
Eメール info@aizuyaichi.or.jpで、住所・氏名・連絡先(電話)とともに
A・4回一括申し込み
B・1回ごと=希望回を明記(例:第1回、第1回と第2回、第2回~第4回)
どちらを希望するか記してお申込みください。
後日、聴講券をお送りします。
八一は歌人として1,150首ほどの短歌を詠みました。主に奈良の風物や古寺古仏を題材としましたが、そればかりではなく、自然の美に陶酔した歌や戦争体験から生まれる当時の生活や世相を映した歌、新潟帰郷後の晩年に学芸生活の合間に詠んだ歌など幅広いテーマで時代背景を投影した歌も詠みました。
本展では27歳の時に初めての奈良旅行で詠んだ歌から、生涯で最後となった香川県八栗寺の梵鐘に鋳込まれた歌に至るまで、年代順に八一の歌を墨蹟、原稿、歌集などで紹介し、短歌からにじみ出る八一の人生をたどります。
また、良寛研究家で八一と早稲田大学の同級生だった相馬御風の生誕140年を記念し、八一と御風が敬慕した良寛の書作品や遺品などを展示し、両者の交流ぶりも合わせて紹介いたします。
演題 | 會津八一の歌と生 |
---|---|
講師 | 山田富士郎氏(歌人、現代歌人協会会員) |
日時 | 2023年6月2日(金) 午後2時~3時半 |
会場 | 日報ホール(新潟日報メディアシップ2階) |
聴講料 | 500円 |
定員 | 120名 |
演題 | 野中吟雪館長による作品解説会 |
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講師 | 野中 吟雪(新潟市會津八一記念館館長) |
日時 | 2023年6月4日(日) 午後2時~約50分 |
会場 | 当館展示室(申込不要/要当日観覧券) |
演題 | 学芸員による作品解説会 |
---|---|
講師 | 学芸員 |
日時 | 4/9(日)、23(日)、5/14(日)、28(日)、6/11(日)、25(日) 午前11時~ 約50分 |
会場 | 当館展示室(申込不要/要当日観覧券) |
期間中、本展覧会名を2人の書家による揮毫で展示室前に掲示しています。
・4月4日~5月14日:若林溪竹先生(新潟県書道協会理事/見附市)
・5月16日~6月25日:薄田逸齋先生(新潟県書道協会理事/新潟市)
※イベント1をご希望される方は、往復はがきに参加を希望するイベント名と、住所、氏名、電話番号をお書きのうえ、會津八一記念館までお送りください。
※ただし1通につき1イベント、1名様でのご応募といたします。定員に達し次第締め切ります。
※新型コロナウィルス感染症の影響により、会期、関連イベントなどを変更または中止する場合があります。
※ご来館の際はマスクをご着用ください。
この度、新潟市が作成した広報番組「水の都 新潟市」に当記念館開催中の
企画展「折って広がる美の世界」が紹介されました。
上記リンクをクリックしてどうぞご覧ください。
当館では、現在、新潟県内在住の書道家8人の先生方からご揮毫して下さった
2022年度展覧会タイトルを廊下ギャラリーおよび展示室前にて掲示しております。
どうぞ、個性あふれる書家の題字をご堪能下さい。
折って広がる美の世界パンフレット
開催中の企画展「折って広がる美の世界-屏風・折帖・扇子を中心に-」の全出品作品を紹介した作品解説を販売中です。A5判サイズで税込み500円。ご希望の方は、当館宛てにメール、FAX、お電話のいずれかでお申し込みください。
會津八一記念館では、6月2日(金)に歌人で現代歌人協会会員の
山田富士郎先生の文芸講演会を開催いたします。
テーマは「會津八一の歌と生」。
八一の歌からにじみ出る苦悩、御仏の美に出会えた喜び、養女の死の悲しみといった人間八一の姿を、
短歌とその生涯をてお話しして頂きます。
講師:山田富士郎氏(歌人、現代歌人協会会員)
日時:2023年6月2日(金)午後2時~3時半
会場:日報ホール(新潟日報メディアシップ2階)
聴講料:500円
聴講ご希望の方は、往復はがきに参加を希望するイベント名と、住所、氏名、
電話番号をお書きのうえ、會津八一記念館までお送りください。
定員に達し次第締め切ります。
現在、屏風などの書画作品は、一般的には芸術として見られていますが、元々は日常生活で実用的に利用されていたものです。その後、徐々に芸術性を持って鑑賞されるようになってきました。
屏風は部屋の仕切りや装飾に用いる調度品のひとつで、木枠に紙や絹を貼ったものを2枚、4枚、6枚などつなぎ合わせて折り畳めるようにしたものです。
折帖は、経典や習字の手本などを記した和紙を一定の幅に折り畳み、その前後に表紙をつけて読みやすくした書物です。扇子は、煽いで風をおこすだけでなく、儀礼や芸能でも用いられています。このように、屏風、折帖、扇子は実用品であるとともに、一方では美的に装飾された工芸品ともいえるでしょう。いずれも折って畳める形式ですが、横に広げると折れた場面が展開され、大作となるのです。
本展覧会では、当館所蔵の屏風、折帖、扇子形式に仕立てた會津八一の書作品を中心に展示し、軸装や額作品のように一つの面で見せるものとは異なる場面展開の魅力を紹介していきます。併せて会期中には、第16回秋艸道人賞「會津八一の歌を映す」写真コンテスト入賞入選作品も陳列いたします。
演題 | 日本の墨美と會津八一の書 |
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講師 | 古谷稔氏(東京国立博物館名誉館員) |
日時 | 2023年3月3日(金) 午後2時~3時半 |
会場 | 日報ホール(新潟日報メディアシップ2階) |
聴講料 | 500円 |
定員 | 120名 |
演題 | 野中吟雪館長による作品解説会 |
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講師 | 野中 吟雪(新潟市會津八一記念館館長) |
日時 | 2023年2月26日(日) 午後2時~約50分 |
会場 | 当館展示室(申込不要/要当日観覧券) ※人数が多い場合、入場制限をさせていただく場合があります。 |
演題 | 学芸員による作品解説会 |
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講師 | 学芸員 |
日時 | 12/25(日)、1/8(日)、1/22(日)、2/5(日)、2/19(日)、3/12(日)、3/26(日) 午前11時~ 約50分 |
会場 | 当館展示室(申込不要/要当日観覧券) ※人数が多い場合、入場制限をさせていただく場合があります。 |
期間中、本展覧会名を2人の書家による揮毫で展示室前に掲示しています。
・12月20日~2月5日:船久保棠苑先生(新潟県書道協会参事、南蒲原郡田上町)
・2月7日~3月26日:和田紫陽先生(新潟県書道協会参事、新潟市)
※イベント1と写真コンテスト入賞入選作品展の聴講をご希望される方は、往復はがきに参加を希望するイベント名と、住所、氏名、電話番号をお書きのうえ、會津八一記念館までお送りください。
※ただし1通につき1イベント、1名様でのご応募といたします。定員に達し次第締め切ります。
※新型コロナウィルス感染症の影響により、会期、関連イベントなどを変更または中止する場合があります。
※ご来館の際はマスクをご着用ください。
2022年11月29日、「會津八一の歌を映す」第16回秋艸道人賞写真コンテストの審査会が行われました。多数のご応募ありがとうございました。
入賞作品は、2022年12月20日(火)から新潟市會津八一記念館で開催する企画展「會津八一 折って広がる美の世界 -屏風・折帖・扇子を中心に―」で併設展示する他、2023年度は、中村屋サロン美術館(東京都新宿区)、奈良県立図書情報館、いかるがホール(奈良県生駒郡斑鳩町)、三千院(京都市)、高松市市民活動センター(香川県)、胎内市産業文化会館などで巡回展示する予定です。
佐藤俊男(サトウトシオ)
新潟県柏崎市
「天地に われひとりゐて 立つごとき このさびしさを 君はほほ笑む」
江部勇(エベイサム)
新潟市江南区
「新しき 町の巷の 軒の端に かがよふ春を いつとか待たむ」
風間憲文(カザマノリフミ)
新潟県胎内市
「ひとりきて 悲しむ寺の 白壁に 汽車の響きの ゆきかへりつつ」
杉野秀一(スギノシュウイチ)
新潟市中央区
「春来ぬと 今かもろ人 行きかへり ほとけの庭に 花咲くらしも」
熊倉勝(クマクラマサル)
新潟県阿賀野市
「水煙の 天つ乙女が 衣手の ひまにも澄める 秋の空かな」
佐藤英朗(サトウヒデアキ)
新潟市西区
「奈良坂の 石のほとけの おとがひに 小雨ながるる 春はきにけり」
由村喜美子(ヨシムラキミコ)
新潟市江南区
「いとのきて けさを苦しと かすかなる そのひとことの せむすべぞなき」
青木保(埼玉県所沢市)、大井祥朗(香川県高松市)、太田信弘(新潟市秋葉区)、大橋一廣(新潟市秋葉区)、小林一美(新潟市東区)、小林貴美子(兵庫県小野市)、齋藤日出子(新潟県佐渡市)、佐藤英朗(新潟市西区)、城田清延(三重県津市)、杉野秀一(新潟市中央区)、千田多喜子(愛知県名古屋市)、髙橋ノリユキ(新潟市北区)、外山満(新潟県西蒲原郡弥彦村)、西方澄子(新潟県新発田市)、二瓶純緒(新潟市江南区)、沼田邦雄(奈良県奈良市)、羽田寿弘(新潟県胎内市)、増田邦彦(香川県仲多渡郡まんのう町)柳本恵子(奈良県奈良市)、山口晴久(大阪府池田市)、由村喜美子(新潟市江南区)、鷲津宣夫(新潟市東区)、和田均(新潟県小千谷市)
〔敬称略 五十音順〕