新潟市 會津八一記念館

お知らせ・企画展

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會津八一の短歌と生活

〜 『全歌集』刊行70年 〜

會津八一は、10代のころから万葉集を愛読し、俳句をたしなみ、その興味はやがて歌作へと広がっていきます。この文芸への関心は、単なる生活を彩るための娯楽や暇つぶしではありません。「生活なき文芸は死なり」と述べるほど、八一にとって生活と短歌は、不可分なものでした。

 そのように日々の生活を大切にした八一でしたが自宅はいつも雑然と積まれた書物や、書の反故紙であふれ返っていたそうです。また、身なりもくたびれたようなものばかりを着て、髪の毛は伸び乱れ、一見すると脱俗的な人物にも見えたといいます。
 八一は奈良の風光や美術を詠んだ短歌が有名ですが、生活に根差した作品も数多く残しています。八一が住んでいた東京・下落合の自然やふるさと新潟の風景を詠んだ秀歌など、暮らしの中から育まれた清澄な作品は、現在も多くの人々に支持されています。

 本展では、八一が詠じてきた歌を集めて出版し、読売文学賞を受賞した「會津八一全歌集」の刊行70年を記念して、八一の暮らしの中から生まれた短歌と書を選び出し、彼の生活が垣間見られるような、貴重な作品資料を紹介いたします。

 また、第15回を迎えた會津八一の歌を映す秋艸道人賞写真コンテストの入賞入選作品展も同時開催いたします。

関連イベント

野中吟雪館長による作品解説会

演題 野中吟雪館長による作品解説会
講師 野中 吟雪(新潟市會津八一記念館館長)
日時 2022年2月20日(日) 午後2時~約50分
会場 当館展示室(企画展入場券が必要です)
※人数が多い場合、入場制限をさせていただく場合があります。

作品説明会

演題 作品解説会
講師 学芸員
日時 会期中の第2、4日曜日
(2021年12月26日、2022年1月9日、23日、2月13日、27日、3月13日、27日)
午前11時~ 約50分
会場 当館展示室(企画展入場券が必要です)
※展示室内の混雑緩和のためやむを得ず入場制限を行う場合があります。

期間中、本展覧会名を2人の書家による揮毫で展示室前に掲示しています。
・12月21日~2月6日:木原光威先生(新潟県書道協会副理事)
・2月8日~3月27日:田中藍堂先生(新潟県書道協会副理事)

 

写真コンテスト入賞入選作品展

入賞作品について、詳しくはこちら

企画展チラシ

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チラシ表

チラシ裏

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第15回写真コンテスト入賞者発表

2021年11月30日、「會津八一の歌を映す」第15回秋艸道人賞写真コンテストの審査会が行われました。多数のご応募ありがとうございました。
入賞作品は、12月21日(火)から新潟市會津八一記念館で開催する企画展「會津八一の短歌と生活」で併設展示する他、新宿中村屋サロン美術館(東京)、奈良県立図書情報館、いかるがホール(奈良県斑鳩町)、三千院(京都市)、高松市市民活動センター(香川県)、胎内市産業文化会館などで巡回展示する予定です。

【秋艸道人賞】


吉原徹(ヨシハラトオル)
新潟市東区
「天地に われひとりゐて 立つごとき このさびしさを 君はほほ笑む」

【新潟市長賞】


山口ようこ(ヤマグチヨウコ)
新潟市西区
「我妹子が 衣掛柳 見まく欲り 池をめぐりぬ 傘さしながら」

【胎内市長賞】


江部勇(エベイサム)
新潟市江南区
「咲く花の 永久に匂へる みほとけを 護りて人の 老いにけらしも」

【新潟日報社賞】


山﨑俊泰(ヤマザキトシヤス)
静岡県掛川市
「しぐれの雨 いたくな降りそ 金堂の 柱の真赭 壁に流れむ」

【BSN賞】


大橋一廣(オオハシカズヒロ)
新潟市秋葉区
「空ふろの 湯気たちまよふ 床の上に 膿にあきたる 赤き唇」

【八栗寺わたつみ賞】


竹田捷幸(タケダカツユキ)
上越市大潟区
「観音の 白き額に 瓔珞の 影うごかして 風わたるみゆ」

【審査員特別賞】


外山満(トヤマミツル)
西蒲原郡弥彦村
「なべて世は 寂しきものぞ 草まくら 旅にありとも 何か嘆かむ」

入選者一覧

安部諭(新潟市東区)、安澤一洋(新潟市西区)、杵鞭範雄(新潟市江南区)、小池幹夫(上越市)小林一美(新潟市東区)、佐々木徹雄(新潟市秋葉区)、佐藤明美(新潟市西区)、清水進(海老名市)、城田清延(三重県津市)、髙澤和也(新発田市)、高橋克人(新潟市東区)、竹谷敏久(奈良県奈良市)舘川俊介(新潟市西区)、中澤敏男(新潟市西蒲区)、仲辻真帆(奈良県生駒市)、西方澄子(新発田市)、沼田邦雄(奈良県奈良市)、羽田寿弘(胎内市)、藤井則子(新潟市西蒲区)、星正一(加茂市)、山口晴久(大阪府池田市)
〔敬称略 五十音順〕

自動ドアに絵が?

開催中の特別展「會津八一と茶の湯の世界」が12月12日(日)で終了となります。

見どころは、千家3代・元伯宗旦好みの茶室「寒雲亭」に収められていた襖6面で、

新潟初公開という貴重なものです。

展示室内に、11代家元・玄々斎が伝狩野探幽筆の襖絵を模写したものが陳列されています。

入り口ドアにも襖絵が施され、いつもの會津記念館とは異なる雰囲気を味わうことが

出来ます。ぜひ足を運んでいただき体感してみてください。お見逃しなく!

 

書簡集『雁魚来往』〈九〉を刊行しました

SKM_C55821101316210この度、會津八一と交友関係にあった人々との

往来書簡集『雁魚來往<九>』(A4判、95㌻)を刊行いたしました。

今回は、古陶磁研究家で陶芸家としても著名な小山冨士夫、彫刻家の喜多武四郎、

陶芸家の齋藤三郎と河合卯之助の書簡を選び、それらに宛てた會津八一書簡とともに

時系列で収録しました。今回も、巻頭に鮮明なカラー図版を掲載し、筆致や紙質などから

會津書簡の魅力を感じていただけるようにしました。

1冊2200円(税込)。ご希望の方は、当館までご連絡ください。

特別展「會津八一と茶の湯の世界」図録販売中

SKM_C55821100714480開催中の特別展「會津八一と茶の湯の世界」の全出品作品を紹介した図録を販売中です。京都・茶道資料館の伊住禮次朗副館長と当館担当学芸員の論文を収録しています。税込み2000円。ご希望の方は、当館宛てにメール、FAX、お電話のいずれかでお申し込みください。

 

手帳の提示、不要に-ミライロID

障がい者手帳アプリ「ミライロID」をお見せになることで、従来の手帳の提示は不要になりました。
入館料金についての決まりは従来通りです。

會津八一と茶の湯の世界

 茶道の世界では、主人と賓客がお互いの心を和らげて慎み敬い、茶室の備品や茶会の雰囲気を清浄にする「和敬清寂」という精神性を大切にしてきました。

 この「和敬清寂」の語句をたびたび揮毫した會津八一は、独酌あるいは風雅な客との対酌の後、かならず抹茶を喫する習慣がありました。早稲田大学時代の門下生によると、酒を飲んだ後に、養女のきい子が点てたお茶をおいしそうに味っていたといいます。しかも、その様子は大らかで、堂奥に入ったものだったそうです。

 八一はお茶を点てて来客をふるまうことはしませんでしたが、茶の湯との関わりが少なからずありました。晩年は、新潟市にある北方文化博物館分館に住み、分館の茶室開きのお祝いに「坐忘」の書を贈呈し、またその茶室を「坐忘」と命名しました。さらには茶碗の鑑定を行ったり、川喜田半泥子や齋藤三郎ら陶芸家との交わりもありました。

 1951(昭和26)年には、裏千家淡交会初代新潟県支部長に就任しました。これは、新潟を代表する文化人として八一に白羽の矢が立ったものと思われます。

 本年は、裏千家淡交会新潟支部創立70周年と、八一生誕140年にあたります。この節目に、「八一と茶の湯」をテーマに開催します。展覧会では、京都の裏千家センター内にある茶道資料館をはじめ、北方文化博物館などの所蔵品を中心とした作品資料で、多岐にわたる八一と茶の湯との接点を紹介します。

関連イベント

會津八一と裏千家茶道

演題 會津八一と裏千家茶道
〜和敬清寂のこころ〜
講師 伊住禮次朗氏(茶道資料館副館長)
日時 2021年11月27日(土)
午後2時~3時半(予定)
会場 日報ホール(新潟日報メディアシップ2F)
定員 120名
参加費 500円

※往復はがき、またはe-mailに「講演会聴講希望」、住所、氏名、電話番号を記入し、會津八一記念館までお送りください。定員に達し次第締め切ります。
※ただし1通につき1イベント、1名様でのご応募といたします。定員に達し次第締め切ります。
※新型コロナウィルス感染症の影響により、会期、関連イベントなどが変更になる場合があります。
※ご来館の際はマスクをご着用ください。

作品解説会(野中吟雪館長)

演題 作品解説会
講師 野中吟雪館長
日時 2021年11月7日(日)
午後2時~ 約50分
会場 會津八一記念館 展示室
※作品解説会は事前の申込不要。
 ただし、特別展入場券は必要です。

作品解説会(学芸員)

演題 作品解説会
講師 学芸員
日時 2021年 会期中の日曜日
午前11時~
会場 會津八一記念館 展示室
※作品解説会は事前の申込不要。
 ただし、特別展入場券は必要です。

期間中、本展覧会名を2人の書家による揮毫で展示室前に掲示しています。
・10月2日~11月7日 : 桑山戯魚先生(新潟県書道協会理事)
・11月9日~12月12日 : 小堺沙都先生(新潟県書道協会理事)

※人数が多い場合、入場制限をさせていただく場合がございます。

企画展チラシ

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チラシ表

チラシ裏

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松村雄基さん主演、21日テレビ特番。感想をお寄せください

           今年は會津八一生誕140年
        俳優松村雄基さんが八一の誕生日8月1日、
      新潟市内にある會津八一ゆかりの地を訪ね歩きました。

その様子が21日(土)午後4時30分、BSN新潟放送テレビで放映されます。

    7月31日には書家でもある松村さんと新潟大学の角田勝久先生が、
   教育者としての八一の姿を、その書を通して語り合うトークイベントが、
           新潟市内で開かれました。

        その模様もちらっと紹介される予定です。
           30分番組。お見逃しなく!

       ご覧になった感想をメールでお寄せください。

トークイベント、ぜひ来年もの声

會津八一の誕生日(8月1日)を記念した八一祭トークイベントが無事終了。
           おととしに続く第2弾。
  コロナ感染症の影響で参加を断念した方もいらっしゃいましたが、
  俳優松村雄基さんと新潟大学の角田勝久先生の軽妙な掛け合いは、
          ことしも会場を引き付けました。

    第1部は教育者としての八一の姿を、書を通して探り、
        第2部は二人による席上揮毫。
     そして第3部は松村さんに八一の姿をしてもらい、
    八一の随筆を、セリフとして語っていただくミニ舞台。
     いかにも八一がしゃべっているような雰囲気に
   ファンならずとも引き込まれた様子でした。(さすが俳優さん)

           墨の香りが漂う会場
  書いていただいた書は「山河慟哭」と「ふかくこの生を愛すべし」
角田先生は机の上でサラサラと、松村さんは床に紙を置いて、全身を使って。
    特徴的な書きっぷりで、参加の皆さんの目を引きました。
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   アンケートには「ぜひ来年も」と熱い要望が寄せられました。
    スタッフはアイデアをひねり出すのに苦労しそうです。

開催迫る! トークイベント

俳優の松村雄基さんと新潟大学の角田勝久先生が
會津八一の書について語る日が目前に迫りました。
今年はトークに加え、サプライズも用意しています。

早稲田で長く教壇に立った八一は、
厳しくも生徒思いの教師でした。

八一が書いた書にはどんな気持ちが込められていたのか。
書家でもある松村さんと角田先生が、
八一の人となりとそこから生まれた作品を語ります。

申し込みはeメールinfo@aizuyaichi.or.jp または
電話025-282-7612、會津八一記念館へ。

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