8月31日(土)に開催を予定しておりました、新潟市會津八一記念館の野中吟雪館長による文芸講演会「鐵齋・八一の文人世界」は台風接近のため中止とさせていただきます。遠方からの参加者も多く、行き帰りの交通手段にも影響が出始めておりますので、大事を取り本日決定いたしました。参加者の方がたにはたいへん申し訳ありませんがご理解いただきたいと存じます。
なお、現状では会場の確保などで延期のお約束ができませんので、改めて講演会を開催することになりましたらホームページに掲載いたします。
8月31日の野中館長講演会 中止のお知らせ
野中館長の作品解説会
好評開催中の企画展「鐵齋・八一の文人世界」。
今回展示をプロデュースした当館の野中吟雪館長の作品解説会が
8月11日(日)と25日(日)午前11時~ 当館展示室内で行います。
申込は不要ですが、当日の観覧券は必要です。
鐵齋研究の第一人者である野中館長が
鐵齋と八一との書の共通性をはじめ、鐵齋の魅力など
詳しく説明いたします。
館長から直接作品の解説が聞ける滅多にない機会です。
ぜひともご参加ください。
企画展「鐵齋・八一の文人世界」展図録販売中
当記念館で開催中の企画展「鐵齋と八一の文人世界」展図録を販売しています。展示作品51点をはじめ、富岡鐵齋研究の第一人者である当館の野中吟雪館長が鐵齋と八一の文人世界についての論考なども収録しています。1冊1500円(税込A4判88㌻)です。ご希望の方は当館までメールかFAXかお電話でご連絡下さい。
鐵齋・八一の文人世界
〜 【近代日本画の巨匠】 富岡鐵齋 没後100年記念 〜
2024(令和6)年は、近代日本画の巨匠富岡鐵齋(1837~1924)の没後100年にあたります。これを記念し、当館では會津八一(1881~1956)と併せ、二人の「文人世界」を企画いたしました。
長い間、「用」と「美」を兼ねる教養として人々に親しまれてきた「書」は、戦後、展覧会を主とする「造型芸術」として飛躍的に発展し、今日に至っています。
しかし、古来「書は人なり」の言葉があるように、「書」には筆者の人格が表われるとされ、書を生業としない文化人、即ち「文人」達の書はまた少し趣きの異なる美しさを持っています。
富岡鐵齋と會津八一、この二人は学芸に身を投じ、「文人」としての生涯を貫きました。
本展は、掛軸や扁額・画賛・扇面など、さまざまな作品を一堂に展示いたします。個性豊かな二人の芸術家が何を考え、どう表現したのか、作品を通してその多様性をご堪能いただければ幸いです。
演題 | 「鐵齋・八一の文人世界」 |
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講師 | 野中 吟雪(新潟市會津八一記念館館長) |
日時 | 2024年8月31日(土) 午後2時~3時半 |
会場 | 日報ホール(新潟日報メディアシップ2階) |
聴講料 | 500円(事前申込制) |
定員 | 120名 |
演題 | 「八一がみた中国古代金石」 |
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講師 | 横田恭三氏(花蹊記念資料館館長、跡見学園女子大学文学部教授) |
日時 | 2024年9月8日(日) 午後2時~3時半 |
会場 | 日報ホール(新潟日報メディアシップ2階) |
参加料 | 500円(事前申込制) |
定員 | 120名 |
演題 | 野中吟雪館長による作品解説会 |
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講師 | 野中 吟雪(新潟市會津八一記念館館長) |
日時 | 7/21(日)、28(日)、 8/11(日)、25(日)、 9/8(日)、22(日) 11:00~ 約50分 |
会場 | 当館展示室(申込不要/要当日観覧券) |
※イベント1、2の聴講、参加をご希望される方は、専用申込フォームか往復はがきのいずれかでお申し込みください。往復はがきの場合、参加を希望するイベント名と、住所、氏名、電話番号を明記のうえ、會津八一記念館までお送りください(ただし1通につき1イベント、1名様でのご応募といたします)。定員に達し次第締め切ります。
※新型コロナウィルス感染症の影響により、会期、関連イベントなどを変更または中止する場合があります。
企画展チラシ
新商品!オリジナル「学規」えんぴつ
当館は来年2025年で開館50周年を迎えます。
その記念に、三菱鉛筆さんとの共同開発で
オリジナル「学規」えんぴつを限定品として
700円(税込)で販売しています。
この新商品は、1本に2則ずつの学規4則が印字されており、
HBと2Bを1本ずつセットにしたものです。
なめらかな書き心地を誇るハイグレードモデル「ハイユニ」を使用。
あなたもぜひ「学規」えんぴつを手に取りながら、
八一の人生訓「学規」を1則ずつ味わってみませんか?
お土産やプレゼントなどにでもどうぞご利用ください。
※別途送料がかかります。
第18回秋艸道人賞・写真コンテスト開催
會津八一記念館は、今年度も「會津八一の歌を映す」第18回秋艸道人賞・写真コンテストを開催いたします。
八一の短歌は、古代への憧憬、四季おりおりの自然に寄せる想い、戦争への怒りとむなしさ、混乱期に病死した養女への悲歌といった、生身の人間としての感慨を詠じた名歌があります。
この写真コンテストのねらいは、八一の短歌をただ視覚的になぞるといったものではありません。八一の短歌のイラストではなく、その歌をモチーフに万人の心に響く心象風景を自在に映像化していただきたいというのが、このコンテストの趣旨です。
このコンテストも18回を迎え、県内外からの応募数も増え、上記の趣旨のご理解が広がりつつあります。ぜひ独創的な写真を多くお送りいただきたいと思います。
以下のPDFで公募規定をご確認頂き、ふるってご応募ください。
第17回秋艸道人賞写真コンテスト巡回展示のお知らせ
今年度も「會津八一の歌を映す」第17回秋艸道人賞写真コンテスト巡回展示の開催をしております。ぜひご鑑賞ください。
巡回予定会場日程
1いかるがホール(奈良県斑鳩町) 4月1日~4月20日 入賞作品+新潟県外入選者
2奈良県立図書情報館 5月14日~5月26日 入賞入選30点
3中村屋サロン美術館 6月12日~7月15日 入選入賞30点
4三千院(京都) 7月22日~8月下旬 入賞作品
5高松市市民活動センター 10月予定 入賞入選30点
6胎内市産業文化会館 11月予定 入賞入選30点
會津八一と秋艸堂に集う文化人たち
〜 2024年度 春期企画展 〜
書家・歌人・東洋美術史家などで活躍した會津八一(1881~1956)は、孤高の文人ともいわれますが、様々な文化人との交流を示す作品資料を多く残しています。
八一は生涯に何度か転居をしていますが、自宅を秋艸堂と名付けていました。そこには多くの文化人が来訪し、歓談したといいます。そして、八一は彼らのために書を揮毫し、合作にも取り組みました。
古美術研究家で文筆家の料治熊太や歌人・吉野秀雄は、秋艸堂に通い、八一に影響を受けたと随筆などで発表しています。吉野は、八一が談笑する姿を「火箸もて 耳ほりながら ゆゆしくも 述べて倦むなし 秋艸道人」と短歌で彼の能弁さを讃えています。
八一と彼を取りまく文化人との交流は、秋艸堂内だけではありませんでした。筆まめだった八一は手紙でのやり取りも多く、時には相手の家に訪問することもありました。恩師・坪内逍遙の熱海の別邸をたびたび訪れて、薫陶を受けています。
本展では八一と秋艸堂に集った文化人に関する様々な作品資料から、豊かな交流の一端を紹介します。
演題 | 東京の會津八一「落合秋艸堂を中心に」 |
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講師 | 村尾誠一氏(東京外国語大学名誉教授) |
日時 | 2024年5月18日(土) 午後2時~3時半 |
会場 | 日報ホール(新潟日報メディアシップ2階) |
聴講料 | 500円(事前申込制) |
定員 | 120名 |
演題 | 書の体験講座「絵手紙」 ※はじめての方も参加できます。身近なものを描きます。 |
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講師 | 髙山久美子氏(日本絵手紙協会公認講師) |
日時 | 2024年6月6日(木) 午後2時~4時(予定) |
会場 | ナレッジルーム(新潟日報メディアシップ6階) |
参加料 | 1,500円(事前申込制) |
定員 | 30名 |
演題 | 野中吟雪館長による作品解説会 |
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講師 | 野中 吟雪(新潟市會津八一記念館館長) |
日時 | 2024年5月26日(日) 午後2時~約50分 |
会場 | 当館展示室(申込不要/要当日観覧券) |
演題 | 学芸員による作品解説会 |
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講師 | 学芸員 |
日時 | 会期中の第2・4日曜日 午前11時~約50分 |
会場 | 当館展示室(申込不要/要当日観覧券) |
期間中、本展覧会名を2人の書家による揮毫で展示室前に掲示しています。
・4月2日~5月12日:小川貴史先生〈新潟県書道協会理事〉
・5月14日~6月23日:富所白象先生〈新潟県書道協会理事〉
※イベント1、2の聴講、参加をご希望される方は、専用申込フォームか往復はがきのいずれかでお申し込みください。往復はがきの場合、参加を希望するイベント名と、住所、氏名、電話番号を明記のうえ、會津八一記念館までお送りください(ただし1通につき1イベント、1名様でのご応募といたします)。定員に達し次第締め切ります。
専用申込フォームはこちら
※新型コロナウィルス感染症の影響により、会期、関連イベントなどを変更または中止する場合があります。
企画展チラシ
ありがとうございます!入館者4000人目 明日が最終日
本日12月9日、特別展「會津八一と棟方志功-知性と感性-」に4000人目のご来館者の方をお迎えしました。
新潟県南蒲原郡田上町からお越しいただいた斎藤勲様です。当館がメディアシップに移転した後の見学は初めてだそうです。棟方志功が好きで、新聞やチラシでこの展覧会を知って来館されました。どうもありがとうございます。当館職員から記念品を差上げました。
展覧会はいよいよ明日12月10日(日)が最終日となります。また学芸員による作品解説会を11時から当館展示室で行います。まだご覧になられていない方、リピーターの方も是非ともお越しください。
詩書画の美
〜 中田瑞穂生誕130年記念 〜
中田瑞穂(俳号:みづほ1893~1975)は、戦後、會津八一と親交を深め、主治医的な存在だった人物で、令和5(2023)年で生誕130年を迎えました。
瑞穂は、新潟大学で日本の脳神経外科の礎を築いた名医として知られていますが、俳人としても評価がされています。高濱虚子の門下として、新潟の俳句仲間に請われて昭和4(1929)年から没するまで真萩会を主宰し、俳誌『まはぎ』を創刊。その句は客観写生を標榜し、句友で医師の高野素十と共に研鑽を重ねました。また、瑞穂は身近な対象物をそのまま忠実に描く水彩の写生画を趣味としていました。この写生画はあくまでも自身の楽しみでしたが、対象をそのまま描こうとする姿勢を八一は称賛し、数多くの賛を入れています。
もともと瑞穂は「僕の趣味第一等は俳句ではなく書だよ」と知人に漏らしていたほど、書が得意であると自認していました。しかし、八一の書に心酔するあまり、次第に揮毫することは少なくなったといいます。ただし、昭和50(1975)年に当館開館時に建立された石碑「財団法人會津八一記念館」の文字は、瑞穂の書によるものです。
本展では当館が所蔵する會津八一の書画作品、中田瑞穂との合作を中心に紹介いたします。さらに、17回を迎えた「會津八一の歌を映す」秋艸道人賞写真コンテストの入賞入選作品展も同時開催いたします。
演題 | 脳外科の父・俳人みづほ -心友秋艸道人と俳句- |
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講師 | 山内春夫先生(新潟大学名誉教授、若萩〈医学部俳句部〉) |
日時 | 2024年3月7日(木) 午後2時~3時半 |
会場 | 日報ホール(新潟日報メディアシップ2階) |
聴講料 | 500円(事前申込制) |
定員 | 120名 |
演題 | 野中吟雪館長による作品解説会 |
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講師 | 野中 吟雪(新潟市會津八一記念館館長) |
日時 | 2024年3月10日(日) 午後2時~約50分 |
会場 | 当館展示室(申込不要/要当日観覧券) |
演題 | 学芸員による作品解説会 |
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講師 | 学芸員 |
日時 | 会期中の第2・4日曜日 午前11時~約50分 |
会場 | 当館展示室(申込不要/要当日観覧券) |
期間中、本展覧会名を2人の書家による揮毫で展示室前に掲示しています。
・12月19日~2月4日:今井暁歩先生〈新潟県書道協会理事〉
・2月6日~3月24日:渡邊南嶂先生〈新潟県書道協会理事〉
※イベント1と写真コンテスト入賞入選作品展の聴講をご希望される方は、専用申込フォームか往復はがきのいずれかでお申し込みください。往復はがきの場合、参加を希望するイベント名と、住所、氏名、電話番号を明記のうえ、會津八一記念館までお送りください(ただし1通につき1イベント、1名様でのご応募といたします)。定員に達し次第締め切ります。
専用申込フォームはこちら
※新型コロナウィルス感染症の影響により、会期、関連イベントなどを変更または中止する場合があります。