本書は、會津八一宛来信書簡の中から、映画監督小林正樹、写真家小川晴暘・光暘親子、三浦寅吉、入江泰吉、土門拳の各書簡と、それらに宛てた八一書簡を時系列に並べ収録したものです。今回は書簡の図版以外に、それぞれの写真家が八一を撮影した貴重な写真も掲載。当館で販売しています。2000円(税込み2,160円)です。ご希望の方は当館まで。
往復書簡集シリーズ第4弾 「雁魚来往」〈四〉を刊行 好評販売中
特別展「究極の趣味人~會津八一vs川喜田半泥子~」図録 好評販売中
当記念館で開催中の特別展「究極の趣味人~會津八一vs川喜田半泥子~」図録を販売しています。展示作品73点をはじめ、学習院大学荒川正明教授による「醇朴なる眼と手―半泥子のやきもの」、石水博物館龍泉寺由佳主任学芸員による「伊勢商人川喜田家の営みとコレクションについて」の論文などを収録しています。1冊2000円(税込み2,160円)です。ご希望の方は当館まで。
終了しました。特別展「究極の趣味人~會津八一vs川喜田半泥子~」一部入れ替えをしました
現在開催中の特別展「究極の趣味人~會津八一vs川喜田半泥子~」展示作品中、下村観山の二曲一隻屏風《元禄美人図》(石水博物館蔵)をはじめとする6点を9月13日から入れ替えをしました。25日まで展示しておりますので、ぜひお見逃しのないようご覧ください。
第10回秋艸道人賞・写真コンテスト開催
第10回秋艸道人賞・写真コンテストを開催いたします。
この写真コンテストのねらいは、八一の短歌をただ視覚的になぞるといったものではありません。
また八一の歌は、古代への憧憬にとどまりません。四季おりおりの自然に寄せる想い、戦争への怒りとむなしさ、混乱期に病死した養女への悲歌といった、生身の人間としての感慨を詠じた名歌も数多くあります。
八一の短歌のイラストではなく、その歌をモチーフに万人の心に響く心象風景を自在に映像化していただきたいというのが、このコンテストの趣旨です。
このコンテストも記念すべき第10回を迎え、上記の趣旨のご理解が広がりつつあります。プロやアマチュアを問いません、ぜひとも多数の独創的な写真をお送りいただきたいと思います。
以下のPDFで公募規定をご確認頂き、ふるってご応募ください。
終了しました。中村屋サロン美術館で7月30日から8月14日まで写真コンテスト受賞作品展示
終了しました。9月9日、特別展記念講演会のお知らせ。
9月9日[金]、特別展「究極の趣味人 會津八一と川喜田半泥子」記念講演会を開催します。
参加ご希望の方は、往復はがきに参加希望講演会名と、住所、氏名、電話番号をお書きのうえ、會津八一記念館までお送りください。
1通につき1講演会、1名様までのご応募といたします。定員に達し次第締め切ります。
特別展記念講演会
日時/2016年9月9日(金)14時~
会場/ナレッジルーム(メディアシップ6階)
定員/90名
料金/500円
講師・演題/
①龍泉寺由佳氏(石水博物館主任学芸員)「川喜田半泥子の人と芸術について」
②喜嶋奈津代(新潟市會津八一記念館主査学芸員)「會津八一と川喜田半泥子」
終了しました。8月2日、八一祭記念講演のお知らせ。
8月2日[火]、武者小路千家15代次期家元後嗣の千宗屋氏をお招きして、會津八一の生誕記念イベント「八一祭」を開催します。
参加ご希望の方は、往復はがきに参加希望講演会名と、住所、氏名、電話番号をお書きのうえ、會津八一記念館までお送りください。
1通につき1講演会、1名様までのご応募といたします。定員に達し次第締め切ります。
八一祭記念講演会
日時/平成28年8月2日(火)14時~
会場/日報ホール(メディアシップ2階)
定員/250名
聴講料/500円
講師/千 宗屋氏 (武者小路千家15代次期家元)
演題/「作る数寄者ー光悦、半泥子」
會津八一没後60年記念特別展「究極の趣味人」
川喜田家美術コレクションが新潟で初めて一堂に!
本年は、會津八一(1881〜1956)没後60年にあたります。この節目の年に、會津八一記念館と石水博物館(三重県津市)で、所蔵品を交換展示する特別展を開催します。
石水博物館は、財界人として活躍した川喜田半泥子(1878~1963)が、昭和5年に設立した財団法人石水会館を母体としています。半泥子は、百五銀行の頭取を務めるかたわら、陶芸、書画、茶の湯、俳句、絵画などに豊かな才能を発揮しました。
八一と半泥子は、八一が昭和20年の東京空襲で図書、什器などを焼失して日常生活に不自由を感じたとき、知人から半泥子作の茶碗をもらい受けたことがきっかけとなり知り合います。以来二人は一度も相まみえることなく、書簡のやりとりだけのつき合いを続けます。生涯にかわしたその数は76通に上り、八一は半泥子の焼き物を求め、半泥子は八一の書画を求め、互いの作品を交換します。
本展では、石水博物館所蔵の八一の書画作品をはじめ、それぞれの書画、油絵、往復書簡、さらには半泥子作陶の焼き物作品、川喜田家旧蔵美術コレクションなどを展示。芸術の世界に遊んだ二人の豊かな感性を紹介していきます。
【前売券取扱所】(7月14日まで発売)
インフォメーションセンターえん(メディアシップ1階) NIC新潟日報販売店、新潟伊勢丹、文信堂CoCoLo万代(新潟駅地下) 會津八一記念館、セブン-イレブン(セブンチケット)
企画展チラシ
ホームページをリニューアルしました
會津八一記念館のwebページをリニューアルいたしました。
これからもよろしくお願いいたします。
會津八一没後60年記念企画展 「會津八一ふるさとを詠う」
孤高の人 八一が故郷によせた
熱い想いがこめられたうたのかずかずを特集しました。
本年は會津八一没後60年になります。少しず つ八一の人物像が歴史化されてゆく中、この度、昭和4年に制作された八一の書の版画作品が確認されました。ここには、昭和26年の『會津八一全歌集』、没後刊行された『會津八一全集』に未掲載の短歌が記されています。これまで、この作品は、どのような経緯で制作されたのか不明のものでしたが、『版畫之新潟』という出版物のために制作された歌書だということがわかり、八一詠の短歌として紹介する運びとなりました。
確認された短歌は、「あきされば あまりさびしき ふるさとの そらをいろどる はなびなるらし」、新潟まつりの前身となる花火大会「川開き」を詠んでいます。これは、八一が新潟の祭り、花火を詠んだ唯一の短歌になります。
ところで八一は、若くして地元・新潟の新聞の俳句選者となるなど、早熟な俳人として知られています。また、歌人としては、奈良の風光と美術を高らかに詠み上げ、今日高く評価されていますが、新潟を題材にした秀歌を数多く発表しています。「望郷」7首をはじめ、故郷を懐かしんで詠んだ短歌、晩年の新潟の生活詠などが残されています。さらに、中国の古典から引いた漢字書は、新潟の情景を重ねた作品もあります。八一の文芸の世界には、常にふるさと新潟への深い想いがあったといっても過言ではないでしょう。
本展では、新資料をはじめ、残された俳句、短歌、漢字の書から八一の新潟への想いを紹介します。近代の独往の文人と呼ばれる八一の、郷土愛とその精華をぜひご覧ください。