會津八一記念館は、會津八一の書画の筆跡を著作権継承者である当記念館が厳正に判定し、八一作品の信頼と信用を高めるために、鑑定会を毎年春と秋の2回実施します。
令和7年秋の鑑定会は、10月25日(土)に開催します(非公開)。自宅に八一の書と思われる作品があり、その鑑定を希望される方は、以下の要項(PDF)をご覧のうえ、お申し込みください。
會津八一はその生涯で様々な分野に関心を持ち、実践していました。門下の安藤更生は、「會津八一はレオナルド的天才である。歌人であり、俳人であり、書家であり、画家であり、美術史学者であり、英文学者だった」と記しています。事実、八一の興味は時に天文学や民俗学に及び、制作でも油絵から工芸まで幅広いものでした。
晩年は、夕刊新潟社社長を務め、新潟市名誉市民になり、郷土文化振興の旗振り役としてプロデューサー的役割も果たしています。北方文化博物館新潟分館が、昭和27(1952)年7月から一時期、名乗っていた「新潟県近代美術館」は、新潟に根差した作品を陳列すべきである、という八一の意見もあって命名され、看板も八一が揮毫しました。
このような様々な分野に参画する態度は、自らが作成した「学規」4か条の1則「日々新面目あるべし」に集約されています。この文言は、もともと八一の自宅に下宿していた学生のために書いたものですが、のちに自身の戒めの言葉となりました。過去の自分に留まらず、新しい自分を創り出そうとする、八一らしい言葉といえるでしょう。
本展では、八一の名品や、北方文化博物館が所蔵する郷土文化振興に関する作品資料などを紹介します。
当館コレクションに彩りを添えるこれら新収蔵品をご堪能ください。


| 演題 | 會津八一研究50年 |
|---|---|
| 講師 | 若月忠信氏(文芸評論家) |
| 日時 | 2020年11月17日(火) 午後2時~ |
| 会場 | 日報ホール(メディアシップ2階) |
| 会費 | 500円 |
| 定員 | 90名 |

| 演題 | 作品鑑賞会 |
|---|---|
| 講師 | 野中吟雪館長 |
| 日時 | 2020年10月27日(火) 午後2時~約1時間 |
| 会場 | 当館展示室(企画展入場券が必要です) |

| 演題 | 作品解説会 |
|---|---|
| 講師 | 学芸員 |
| 日時 | 2020年会期中の第2、4日曜日 (10月11・25日、11月8・22日、12月13日) 午前11時~ 約50分 |
| 会場 | 当館展示室(企画展入場券が必要です) |
期間中、本展覧会名を2人の書家による揮毫で展示室前に掲示しています。
・10月1日~11月8日:小林畦水先生(新潟県書道協会顧問、新潟市)
・11月10日~12月13日:菊田竹子先生(新潟県書道協会理事、阿賀野市)
※新型コロナウイルス感染症拡大予防のためやむを得ず入場制限を行う場合があります。


八一の書をデザインして団扇(うちわ)をつくりました。
詳しくは右上「グッズ一覧」をクリックしてください。

当記念館では、開催中の企画展「新収蔵品展」の作品の図版と解説入りの
パンフレットを1部500円(税込)で販売しています。
また、過去に開催した企画展のパンフレットもございます。
展覧会の内容がすべてわかる手軽な1冊。
ご希望の方は、当記念館(☎025-282-7612)まで
お問い合わせください。

8月1日は會津八一の139回目の誕生日。
それに合わせて、會津八一と交友関係にあった人々との
往来書簡集『雁魚來往<八>』を刊行いたしました。
今回は、八一が大学卒業後に就職した有恒学舎(現新潟県立有恒高校)の
創設者・増村朴斎に宛てた會津八一の書簡8通をはじめ、有恒学舎関係者とのやりとりを
取り上げました。また、詩人であり、歌人の相馬御風と八一との往復書簡も
併せて収録しました。
この号から、より書簡を深く味わっていただけるように、巻頭に鮮明なカラー図版を掲載
しています。八一書簡の美しさを味わうことができます。
1冊2200円(税込)。ご希望の方は、当館までご連絡ください。
全国松村雄基ファンの皆さま、會津八一のファンの皆さま!
7月31日から昨年の八一祭(會津八一の誕生日8月1日)のトークイベント「松村雄基 會津八一の人と書を語る」の映像を公開を始めました。
100分ほどのものを80分程度に縮め、大まかな内容で4つに分けました(音声が聞き取りにくいのはご容赦ください)。新潟大学の角田勝久先生との軽妙なやりとりから松村雄基さんの書家としての一面が分かり、會津八一から学んだものを舞台に生かそうとする姿勢が伝わってきます。公開は9月末までです。
ご覧になった感想を手紙(950-0088新潟市万代3の1の1メディアシップ内)かメール(info@aizuyaichi.or.jp)で寄せください。もれなく八一の学規のひとつ「ふかくこの生を愛すべし」の文字の入ったボールペンを差し上げます。
23日から連休、そして8月はお盆。たくさんの来館をお待ちしておりますが、展示室への入室はあまり大勢にならないよう、10~15人程度をめどにさせていただきます。
展示室内がそれ以上になりそうな場合、「先にビデオを見てください」「廊下ギャラリーの展示を先にご覧ください」とお願いする場合があります。ご了承ください。
會津八一歌碑の拓本をは販売中です。
詳しくは「グッズ一覧」をごらんください。
全国松村雄基ファンの皆さま、會津八一のファンの皆さま!
昨年の八一祭(會津八一の誕生日8月1日)のトークイベント「松村雄基 會津八一の人と書を語る」の映像を7月31日から公開します。
今年、第2弾を目指して準備に入ったのですが、コロナウイルスの感染が起きたことから見送ることにしました(残念!)
その代わり、昨年の様子をこのホームページでごらんいただくことにしました。
100分ほどのものを80分程度に縮め、大まかな内容で4つに分けました(音声が聞き取りにくいのはご容赦ください)。
期間は9月いっぱいです。
新潟大学の角田勝久先生との軽妙なやりとりから松村雄基さんの書家としての一面が分かり、會津八一から学んだものを舞台に生かそうとする姿勢が伝わってきます。
来年はウイルス騒ぎ収まり開催できたらと、ただただそのことを祈るばかりです。
會津八一記念館は1975(昭和50)年4月に開館し、本年が開館45周年にあたります。それを記念して今企画展では、当記念館がこの5年の間に新たに収蔵した會津八一の作品や資料を中心にお披露目いたします。
今回初公開となるのは、戦前・戦中、八一が雑誌に発表した2作品(京都・龍安寺を詠んだ歌10首、および《火鉢》と題する5首)の直筆原稿と、有恒学舎(現県立有恒高校)創立者の漢学者増村朴斎に宛てた書簡です。とくに《火鉢》を掲載した雑誌「月刊毎日」は、毎日新聞社北京支局が発行していた珍しい雑誌です。
寄贈作品としては昭和女子大学の副学長を務めた故松本昭氏からの八一の墨蹟13点があります。この中には、大和路の風景やみほとけを詠んだ数々の名歌が含まれています。
ほかに、義弟のドイツ文学者櫻井天壇の遺族から寄贈された八一の書画や櫻井家宛ての書簡なども展示します。
当館コレクションに彩りを添えるこれら新収蔵品をご堪能ください。


| 演題 | 作品鑑賞会 |
|---|---|
| 講師 | 野中吟雪館長 |
| 日時 | 令和2年7月21日(火)、8月18日(火)、9月20日(日) 午後2時~約1時間 |
| 会場 | 当館展示室(企画展入場券が必要です) |

| 演題 | 作品解説会 |
|---|---|
| 講師 | 学芸員 |
| 日時 | 令和2年会期中の第2、4日曜日 (7月26日、8月9、23日、9月13日) 午前11時~ 約50分 |
| 会場 | 当館展示室(企画展入場券が必要です) |
期間中、本展覧会名を2人の書家による揮毫で展示室前に掲示しています。
・7月14日~8月16日:江川蒼淵先生(新潟県書道協会参事、新潟市)
・8月18日~9月22日:川口夢墨先生(同、長岡市)
※新型コロナウイルス感染症拡大予防のためやむを得ず入場制限を行う場合があります。

