2015年12月1日、「會津八一の歌を映す」第9回秋艸道人賞写真コンテストの審査が行われました。受賞作品は、2015年12月16日より新潟市會津八一記念館で開催される企画展「藝に游ぶ 詩書画一致の世界」展の他、早稲田大学會津八一記念博物館(東京)、中村屋サロン美術館(東京)、奈良県立図書情報館、いかるがホール(奈良県斑鳩町)、胎内市産業文化会館などで巡回展示する予定です。
【秋艸道人賞】
伊藤政幸(イトウマサユキ)
新潟市西区
「一本の 傘杖つきて 赤き火に 燃えたつ宿を のがれけるかも」
【早稲田大学會津八一記念博物館賞】
髙野榮子(タカノエイコ)
新潟県五泉市
「山鳩は 来鳴き響もす ひねもすを 聞きて眠れる 人もあらなくに」
【新潟市長賞】
曳野利(ヒキノトシ)
福岡県北九州市小倉北区
「都辺を のがれ来たれば ねもごろに 潮うち寄する ふるさとの浜」
【胎内市長賞】
伊藤春男(イトウハルオ)
新潟県新発田市
「天地に われひとりいて 立つごとき このさびしさを 君はほほ笑む」
【新潟日報社賞】
石森文夫(イシモリフミオ)
福島県いわき市
「大らかに もろ手の指を 開かせて 大きほとけは 天足らしたり」
【BSN賞】
千田多喜子(センダタキコ)
愛知県名古屋市守山区
「あせたるを 人はよしとう 頻婆果の ほとけの口は 燃ゆべきものを」
【審査員特別賞】
宮川美代子(ミヤカワミヨコ)
新潟市秋葉区
「ビシャモンの 重きかかとに まろび伏す 鬼のもだえも 千年経にけん」
入選者一覧
糸井洋(京都府宮津市)、内海美希(埼玉県吉川市)、大東実(奈良県奈良市)、河内美加(胎内市)、栗原昭作(新潟市江南区)、小山覚(新潟市西区)、坂井征栄一(新潟市東区)、澤戢三(奈良県生駒郡)、杉野秀一(新潟市中央区)、髙澤和也(新発田市)、高橋ノリユキ(新潟市北区)、高畑訓(富山県富山市)、畠山正樹(新潟市東区)、曳野利(福岡県北九州市)、福川美佐男(奈良県奈良市)、本間一人(新潟市江南区)、宮川美代子(新潟市秋葉区)、山口晴久(大阪府池田市)、吉田信介(滋賀県大津市)、渡辺芳子(新潟市東区)【敬称略】