記念館のオリジナル商品にまた新しい仲間が加わりました。扇子です。
 来館者の皆さんから「こんなものがほしい」と寄せられた中で「扇子」は要望の多かった一つです。
そこで會津八一の自詠自筆の句をあしらった扇子を2つ作りました。

DSCF0081

一つは「ぬかみその むらさきさめて けさのあき」(右)、もう一つは「ふる庭の 牡丹にまつの あらしかな」(左)です。
「ぬかみその-」は、立秋の日の朝、食卓に出た糠漬けのナスの紫色の鮮やかなことに覚えた感動を、また「ふる庭の-」は、古い庭に咲く牡丹の花が、松の梢を揺らす風のせいで大きく揺れているさまを「嵐のよう」と、それぞれ詠んだものです。
 會津八一は草花を愛しました。どちらの句にも対象を鋭く観察する八一の眼が感じられます。
1本1000円(税別)。発売を記念して8月1日の八一の誕生日までは特価(1本750円=税60円)で販売いたします。2種セットでお買い求めの場合は1600円(1482円+税)です。025(282)7612、會津八一記念館へ。

Share on Facebook
Pocket