〝令和〟最初の夏季企画展
會津八一(1881~1956)は、万葉調の歌人、個性豊かな書家、実物と文献の両方を重んじた東洋美術史学者、情熱の教育者とさまざまな顔をもつ文人として多方面にわたる業績を残しました。このような八一の多面的な生き方は、彼が晩年まで追求し続けた書芸にも表れています。八一の場合、歌や学問が独特の書体と融合することにより、学識の深さや人格がその書ににじみ出ているという点で、特筆されます。
この9月、新潟県で第34回国民文化祭と第19回全国障害者芸術・文化祭が開催されます。本展覧会はそれらにちなみ、新潟の文化人を代表する八一の、数ある作品の中から選りすぐりの墨蹟を紹介します。
新潟市長室にある《聴無聲》の複製、BSN新潟放送所蔵の《溪山深秀》、長野県の桜井甘精堂所蔵の八一の説教状《與奥田勝書》などがその一例です。ほかに、八一が大和路の古仏や風物を詠じ、ひらがなで揮毫した墨書と、やはり古都の風景や仏像を撮り続けた写真家入江泰 の作品をコラボレートして紹介するコーナーも設けます。また「飛鳥園」の創業者・小川晴暘の仏像写真も出陳します。さらに、昭和天皇が新潟へ巡幸したときに八一が詠じた短歌や歌会始めの召人として詠じた短歌の墨蹟も展示いたします。
演題 | 近代短歌における八一の奈良歌を語る 「奈良の八一」 |
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講師 | 村尾誠一氏(東京外国語大学大学院教授) |
日時 | 令和元年7月11日(木) 午後2時〜3時30分予定 |
会場 | 新潟日報メディアシップ 2階 日報ホール |
定員 | 150名 |
参加費 | 500円 |
演題 | 「すがすがしさと優しさ」 俳優・松村雄基氏 八一の書と人を語る 聞き手 角田勝久氏(新潟大学准教授) |
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日時 | 令和元年8月1日(木) 午後2時〜3時30分予定 |
会場 | 新潟日報メディアシップ 2階 日報ホール |
定員 | 150名 |
参加費 | 500円 |
※往復はがきで希望イベント名、住所、氏名、電話番号を記入し、會津八一記念館までお送りください。定員に達し次第締め切ります。
※1通につき1イベント、1名様のご応募といたします。
企画展チラシ