2月23、24日、會津八一記念館内で刻字体験ワークショップを開きました。板に文字を彫るのです。講師は刻字家の薄田東仙先生と息子の龍元さん。参加者は2日間で28人。
まず、自分の好きな彫りたい漢字を紙に筆で書きます。チャコペーパーをセラミック板にのせ、その上に漢字を書いた紙をあて、輪郭をなぞります。すると、セラミック板に文字の輪郭がチャコペーパーによって白く転写されます。簡単に言えばその線の内側を彫刻刀で彫っていくわけです。
セラミック板は、薄田先生があらかじめ赤や黒、緑、黄色と鮮やかな色を塗っておいたもので、彫ると、その鮮やかな色をバックに白い文字が現れるというわけです。
風、山、光、心・・・思い思いの字が思い思いの書体で刻まれ、すてきな作品になりました。彫刻刀を持ったのは子供のころ以来という参加者もいて、「楽しかった」の声があちこちで聞かれました。
作品は3月26日まで、記念館のギャラリーに展示しています。一方、展示室では「會津八一と刻字」展を開催中です。ぜひ見に来てください。