新潟市 會津八一記念館

お知らせ・企画展

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第16回写真コンテスト入賞者発表

2022年11月29日、「會津八一の歌を映す」第16回秋艸道人賞写真コンテストの審査会が行われました。多数のご応募ありがとうございました。

入賞作品は、2022年12月20日(火)から新潟市會津八一記念館で開催する企画展「會津八一 折って広がる美の世界 -屏風・折帖・扇子を中心に―」で併設展示する他、2023年度は、中村屋サロン美術館(東京都新宿区)、奈良県立図書情報館、いかるがホール(奈良県生駒郡斑鳩町)、三千院(京都市)、高松市市民活動センター(香川県)、胎内市産業文化会館などで巡回展示する予定です。

【秋艸道人賞】


佐藤俊男(サトウトシオ)
新潟県柏崎市 
「天地に われひとりゐて 立つごとき このさびしさを 君はほほ笑む」

【新潟市長賞】


江部勇(エベイサム)
新潟市江南区 
「新しき 町の巷の 軒の端に かがよふ春を いつとか待たむ」

【胎内市長賞】


風間憲文(カザマノリフミ) 
新潟県胎内市 
「ひとりきて 悲しむ寺の 白壁に 汽車の響きの ゆきかへりつつ」

【新潟日報社賞】


杉野秀一(スギノシュウイチ)
新潟市中央区 
「春来ぬと 今かもろ人 行きかへり ほとけの庭に 花咲くらしも」

【BSN賞】


熊倉勝(クマクラマサル)
新潟県阿賀野市 
「水煙の 天つ乙女が 衣手の ひまにも澄める 秋の空かな」

【八栗寺わたつみ賞】


佐藤英朗(サトウヒデアキ)
新潟市西区 
「奈良坂の 石のほとけの おとがひに 小雨ながるる 春はきにけり」

【審査員特別賞】


由村喜美子(ヨシムラキミコ)
新潟市江南区 
「いとのきて けさを苦しと かすかなる そのひとことの せむすべぞなき」

入選者一覧

青木保(埼玉県所沢市)、大井祥朗(香川県高松市)、太田信弘(新潟市秋葉区)、大橋一廣(新潟市秋葉区)、小林一美(新潟市東区)、小林貴美子(兵庫県小野市)、齋藤日出子(新潟県佐渡市)、佐藤英朗(新潟市西区)、城田清延(三重県津市)、杉野秀一(新潟市中央区)、千田多喜子(愛知県名古屋市)、髙橋ノリユキ(新潟市北区)、外山満(新潟県西蒲原郡弥彦村)、西方澄子(新潟県新発田市)、二瓶純緒(新潟市江南区)、沼田邦雄(奈良県奈良市)、羽田寿弘(新潟県胎内市)、増田邦彦(香川県仲多渡郡まんのう町)柳本恵子(奈良県奈良市)、山口晴久(大阪府池田市)、由村喜美子(新潟市江南区)、鷲津宣夫(新潟市東区)、和田均(新潟県小千谷市)
〔敬称略 五十音順〕

松村雄基さん主演の特別番組「ふかくこの生を愛すべし」、再放送決定!

耳よりなお知らせです。
昨年8月21日に放送した、特別番組「深くこの生を愛すべし」を好評につき、
11月25日(金)午前10時20分から50分まで BSN新潟放送
で再放送することになりました。

この番組は、昨年、會津八一生誕140年を記念し、
俳優松村雄基さんが、かつてミュージカルで共演した学生さんたちと一緒に
八一の誕生日8月1日、新潟市内にある會津八一ゆかりの地を訪ね歩きました。
また、前日の7月31日には書家でもある松村さんと新潟大学の角田勝久先生が、
教育者としての八一の姿を、その書を通して語り合うトークイベントの模様も紹介されました。
この番組をご覧になられなかった方、ぜひお見逃しのないよう!

      

「八一さんのいしぶみ散歩」応募を締め切りました

このたび、10月29日(土)に行われる「八一さんのいしぶみ散歩」
すでに定員に達しましたので、ご応募を締め切らせて頂きました。
恐れ入りますが、ご理解くださいますようお願いいたします。

作品解説会のお知らせ

開催中の企画展「獨往の書-八一の手紙編」も残すところあと1週間で終了となります。
(9月25日まで)
最終日の25日、午前11時から学芸員の作品解説会を行います(約50分)。
八一の手紙に見える喜怒哀楽と芸術論を紹介いたします。
会場は、會津八一記念館の展示室です。事前申し込みは不要ですが、
当日の観覧券が必要となります。
ぜひともご参加ください。

仏像の美

〜 飛鳥園と會津八一 〜

 今から100年前、大正11(1922)年に會津八一(1881~1956)の強い勧めで、写真家・小川晴暘(1894~1960)は奈良市登大路に文化財写真の専門店、飛鳥園を創業しました。八一は、晴暘の撮影に同行して写真集を監修し、店の看板も八一が揮毫するなど、様々な協力を行っています。八一が監修した晴暘の仏像写真には、大きく二つの新たな試みがありました。一つは、黒い背景によって仏像を浮かび上がらせる試みで、これは輸入された洋書のギリシャ・ローマの彫刻写真集を意識して制作したといいます。

 もう一つは、細部の撮影です。仏像の美しさを強調するために手足や衣文などの細部に注目し、その構図と照明も工夫して撮影しています。この黒い背景、細部を撮影した仏像写真は、飛鳥園の代名詞の一つとなり、晴暘は多くの名作を生み出しました。飛鳥園は、文化財を「記録」だけではなく、「鑑賞」いう新たな視点で、現在の文化財写真の新たな潮流を築き上げたといえるでしょう。

 本展では、飛鳥園の仏像写真の逸品とともに、八一の歌書作品を紹介いたします。また、日本で最初の世界文化遺産に登録された法隆寺に遺る八一の作品など、奈良ゆかりの資料もあわせて展観いたします。

関連イベント

記念講演会「法隆寺と會津八一」

演題 記念講演会「法隆寺と會津八一」
講師 古谷正覚師(法隆寺管長)
日時 2022年10月3日(月)
午後2時~3時半(予定)
会場 新潟日報メディアシップ2階 日報ホール
定員 120名
参加費 500円

記念講演会「仏像写真の話」

演題 記念講演会「仏像写真の話」
講師 金井杜道氏(写真家)
日時 2022年10月18日(火)
午後2時~3時半(予定)
会場 新潟日報メディアシップ2階 日報ホール
定員 120名
参加費 500円

※往復はがきに申し込みを希望するイベント名と、住所、氏名、電話番号を記入し、會津八一記念館までお送りください。定員に達し次第締め切ります。
※ただし1通につき1イベント、1名様でのご応募といたします。定員に達し次第締め切ります。
※新型コロナウィルス感染症の影響により、会期、関連イベントなどが変更になる場合があります。
※ご来館の際はマスクをご着用ください。

作品解説会(野中吟雪館長)

演題 作品解説会
講師 野中吟雪館長
日時 2022年11月6日(日)
午後2時~
会場 当館展示室
(申込不要/要当日観覧券)

作品解説会(学芸員)

演題 作品解説会
講師 学芸員
日時 2022年 会期中の日曜日
午前11時~
会場 当館展示室
(申込不要/要当日観覧券)

期間中、本展覧会名を2人の書家による揮毫で展示室前に掲示しています。
・10月4日~11月6日:相澤五峰先生(新潟県書道協会顧問)
・11月8日~12月11日:中村城翠先生(新潟県書道協会顧問)

※人数が多い場合、入場制限をさせていただく場合がございます。

企画展チラシ

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チラシ表

チラシ裏

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八一さんの石碑と散歩道を歩いてみませんか?

會津八一記念館では、2022年3月に刊行した「會津八一の碑」新潟編を記念して
新潟市の中心部にある八一が揮毫した石碑を歩いて訪ねる「いしぶみ散歩」を企画しました。当館学芸員とともに、八一の晩年の住まいや、なじみの菓子店などもめぐります。

集合場所:古町ルフル・ローソン前
     (新潟市中央区古町通7番町1010 新潟市ふるまち庁舎前)
日時:2022年10月29日(土)午後1時~3時(予定)
定員:15名(定員に達し次第、受付終了)
コース:古町通~南浜通~西船見町~西堀通~古町通 約4㎞
参加費:1,000円(冊子代「會津八一の碑~新潟編~」、歌碑見学料、保険料を含む)
申し込み:會津八一記念館の窓口に直接申し込むか、電話、FAX、メールのいずれかで
    「八一さんのいしぶみ散歩」と明記の上、郵便番号、住所、氏名、連絡の常時
    とれる電話番号を記入し、會津八一記念館に申し込みください。

いしぶみ散歩申込書

       

企画展「獨往の書ー八一の手紙編ー」の紹介動画配信中

開催中の企画展「獨往の書-八一の手紙編ー」の見どころを動画でご紹介いたします。
下記のアドレスをクリックするとご覧いただけます。
https://youtu.be/rXiButGevo0

企画展「折って広がる美の世界」作品解説パンフレット販売中

折って広がる美の世界パンフレット
開催中の企画展「折って広がる美の世界-屏風・折帖・扇子を中心に-」の全出品作品を紹介した作品解説を販売中です。A5判サイズで税込み500円。ご希望の方は、当館宛てにメール、FAX、お電話のいずれかでお申し込みください。

松村雄基さんのサイン入りはがきを販売中

7月31日の八一祭トークイベントにおいでになれなかった松村雄基ファンの皆様へ。
 松村さんのサイン入り「記念館絵はがき」を1枚420円(84円切手5枚分)でお分けします。ご希望の方は、住所、氏名、電話番号を記入し、代金(切手同封)を會津八一記念館(〒950-0088 新潟市中央区万代3-1-1 新潟日報メディアシップ5階)までお送りください。
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松村雄基さんの朗読《與奥田勝書》を會津記念館で放映

會津八一の生誕を記念して毎年開催している「八一祭」は7月31日、「心を伝える てがみの魅力」をテーマに俳優で書家の松村雄基さんと、八一研究者で書家の角田勝久新潟大学准教授による3度目のトークイベントを日報ホールで行いました。

記念館で開催中の企画展、會津八一名品50選発刊記念「獨往の書 八一の手紙編」に合わせ、八一が書いた手紙からにじみ出る心情や芸術に対する強烈な思いを語り合いました。
松村さん自身は「お礼や尊敬の気持ちを表すときは筆書きのほうが思いが乗せやすい」と手紙の効用を述べると、角田先生も「真剣に言いたいことやお詫びをするときには筆を使います」と応じていました。またお二方には壇上で互いに宛てた手紙を巻紙に書いてもらい、筆書きの様子を大きく映し出し参加者にも見てもらいました。
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その後、松村さんは事前に巻紙にしたためた會津八一書《與奥勝書書》を朗読して下さいました。まるで、松村さんが八一に乗り移ったかのようです。現在、會津八一記念館のビデオコーナーでは、松村さんの朗読のシーンを放映し、さらには松村さんが揮毫した《與奥田勝書》も併せて展示しています。(9月25日まで)ぜひ、お見逃しのないようおいで下さい。

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