新潟市 會津八一記念館

お知らせ・企画展

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會津八一と棟方志功

2023年は板画家・棟方志功(1903~1975)の生誕120年にあたります。この節目の年に、当館では親交を結んでいた會津八一(1881~1956)と棟方の強烈な個性が響き合う2人展を開催いたします。

會津は棟方と初めて出会った時に「敏感で、熱烈で、自信に強い。この人柄を見てから、私は彼の作品を改めて見直した」といい、棟方の情熱的な人柄と作品が放つ迫力とが一致していることを認めたうえで、才能あふれる芸術家として棟方を賞賛しました。

昭和20(1945)年の東京空襲で會津と棟方は被災し、會津は新潟県北蒲原郡中条町(現・胎内市)、棟方は富山県西砺波郡福光町(現・南砺市)へそれぞれ疎開しますが、この間も互いに書簡をやり取りし、交流を深めました。

展覧会では、知性溢れる會津と感性豊かな棟方の強烈な個性が共鳴した書と板画の合作による双幅をはじめ、棟方作品では會津との交わりが最も濃密だった富山・福光時代(昭和20年~26年頃)の板画、倭画、書を、會津作品では富山県福光や新潟県内の棟方ゆかりの地に残した墨蹟を中心に展示。新潟、富山に極めて大きな足跡を残した両巨匠の名品を一堂に紹介いたします。

関連イベント

表現すること-ほとばしる個性-

演題 表現すること -ほとばしる個性-
出演者 松村雄基氏(俳優、書家)、
角田勝久氏(新潟大学准教授)
日時 2023年10月24日(火) 午後2時~3時半
会場 日報ホール(新潟日報メディアシップ2階)
聴講料 1,500円(事前申込制)
定員 120名

會津八一と棟方志功-慈愛と敬愛の交流記-

演題 會津八一と棟方志功 -慈愛と敬愛の交流記-
講師 石井頼子氏(棟方志功の孫、棟方志功研究家)
日時 2023年11月18日(土) 午後2時~3時半
会場 日報ホール(新潟日報メディアシップ2階)
聴講料 1,000円(事前申込制)
定員 120名

野中吟雪館長による作品解説会

演題 野中吟雪館長による作品解説会
講師 野中 吟雪(新潟市會津八一記念館館長)
日時 2023年11月5日(日) 午後2時~約50分
会場 当館展示室(申込不要/要当日観覧券)

作品説明会

演題 学芸員による作品解説会
講師 学芸員
日時 会期中の日曜日
午前11時~約50分
(ただし、10月15日(日)は午後2時~)
会場 当館展示室(申込不要/要当日観覧券)

期間中、本展覧会名を2人の書家による揮毫で展示室前に掲示しています。
・10月3日~11月5日:星憲一郎先生(新潟県書道協会理事)
・11月7日~12月10日:小黒哲也先生(新潟県書道協会理事)

※イベント1をご希望される方は、往復はがきに参加を希望するイベント名と、住所、氏名、電話番号をお書きのうえ、會津八一記念館までお送りください。
※ただし1通につき1イベント、1名様でのご応募といたします。定員に達し次第締め切ります。
※新型コロナウィルス感染症の影響により、会期、関連イベントなどを変更または中止する場合があります。

《雪梁舎美術館 「生誕120年 棟方志功展」 割引情報》
期間中(10月3日〜11月5日)、會津八一記念館のチケット半券をお持ちの方、1枚につき1名まで割引料金(500円)でご覧いただけます。※他の割引との併用不可

企画展チラシ

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チラシ表

チラシ裏

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2023年度八一祭 高校生拓本大会 一般公開のご案内

 新潟市會津八一記念館では、會津八一の誕生日8月1日を記念して、毎年、「八一祭」を開催しています。
 今年度の八一祭は、7月30日(日)に新潟市内の高校生に會津八一を知ってもらうため、世界的な石工・左野勝司氏が八一の書画を刻んだ石版を用いて拓本大会を開催いたします。
 今回、拓本大会では、新潟日報社に寄贈された石版9枚を使用します。この石版から高校生に八一の書や拓本の魅力を感じてもらう初めての企画になります。

 本大会は高校向けのイベントですが、一般市民への公開も予定しています。事前申し込み不要ですが、見学ご希望の方は注意事項をご確認の上、当日会場受付にお越しください。

イベント内容
イベント名: 八一祭 高校生拓本大会
期日:  2023年7月30日(日)
会場:  日報ホール(新潟日報 メディアシップ内 2F)
     〒950-8535 新潟市中央区万代3-1-1
開場:  8:30
開演:  9:00~10:00 會津八一と拓本の解説と説明
     10:00~12:30頃 採拓実施(途中入退場可)
入場料: 無料

一般見学の注意事項

  • 一般見学者は、採拓ができません。見学のみになります。
  • 当日の体温が37.5℃以上の方、体調に不安のある方はご見学をご遠慮ください。
  • 申し込みは不要ですが、会場受付で連絡先、氏名等のご記入願います。
  • 参加者やスタッフへのお声がけ、活動に支障がある行為はご遠慮ください。
  • 写真、動画等の撮影は原則禁止とさせていただきます。
  • 会場内外での事故・ケガなどには責任を負いかねます。
  • 状況により、上記以外の注意事項がある場合は、スタッフの指示に従っていただきますよう、お願いいたします。

松村雄基さんと角田勝久先生によるトークイベント

ここ数年来、毎年夏に企画している俳優で書家の松村雄基さんと新潟大学准教授の角田勝久先生による
トークイベントは、松村さんのスケジュールの関係もあり、今年は7月末から8月初旬には開催いたしません。
現在、10月に開催すべく準備を進めております。
詳細が確定しましたらホームページでもご案内を掲載いたしますのでご参照下さい。

〈越後の豪農〉北方文化博物館と會津八一

 北方文化博物館は、新潟の大地主・伊藤家の旧大邸宅や庭園、美術工芸品や考古資料を保存、公開するため昭和21(1946)年に開館しました。戦後初の私立博物館であり、新潟市江南区沢海に8800坪の敷地を有する本館は、新潟の歴史を伝える名所として知られています。

 一方、新潟市の中心部、中央区南浜通にある北方文化博物館新潟分館は大正時代初期に伊藤家が取得した別邸です。日本家屋と洋館、回遊式庭園を併せ持つ屋敷の洋館部分に、會津八一は、昭和21年から没する昭和31(1956)年11月まで居住しています。この洋館は、「南浜・秋艸堂」と呼ばれ、終の棲家となりました。

 長年、早稲田大学で教壇に立っていた八一は戦後、夕刊新潟社社長となり、学識を生かして、新聞紙上で健筆を振るいます。さらに「文化史談会」なる勉強会を組織して南浜・秋艸堂で定期的に講演会を開催するなど、地方文化の牽引役として活動しています。また、自らの全歌集編纂や書作に励むなど、多くの作品を残しました。

 本展では北方文化博物館が所蔵する會津八一関連作品を中心に、ゆかりの資料を紹介します。また、昭和25(1950)年に北方文化博物館が主催し、八一も顧問として関わった戦後初の大規模な良寛展に出品された北方文化博物館所蔵の六曲一双屏風も展示します。

関連イベント

北方文化博物館、會津八一を語る

演題 北方文化博物館、會津八一を語る
講師 伊藤勝也氏(北方文化博物館理事長)、
田中茉莉恵氏(北方文化博物館主任学芸員)
日時 2023年8月29日(火) 午後2時~3時半
会場 日報ホール(新潟日報メディアシップ2階)
聴講料 500円
定員 120名

野中吟雪館長による作品解説会

演題 野中吟雪館長による作品解説会
講師 野中 吟雪(新潟市會津八一記念館館長)
日時 2023年9月3日(日) 午後2時~約50分
会場 当館展示室(申込不要/要当日観覧券)

作品説明会

演題 学芸員による作品解説会
講師 学芸員
日時 7/9(日)、23(日)、
8/13(日)、27(日)、
9/10(日)、24(日)
午後2時~約50分
会場 当館展示室(申込不要/要当日観覧券)

期間中、本展覧会名を2人の書家による揮毫で展示室前に掲示しています。
・7月4日~8月13日:玉木白雲先生(新潟県書道協会理事)
・8月14日~9月24日:金子嵐川先生(新潟県書道協会理事)

※イベント1をご希望される方は、往復はがきに参加を希望するイベント名と、住所、氏名、電話番号をお書きのうえ、會津八一記念館までお送りください。
※ただし1通につき1イベント、1名様でのご応募といたします。定員に達し次第締め切ります。
※新型コロナウィルス感染症の影響により、会期、関連イベントなどを変更または中止する場合があります。
※ご来館の際はマスクをご着用ください。

《北方文化博物館 新潟分館 割引情報》
期間中(7月4日〜9月24日)、會津八一記念館のチケット半券をお持ちの方、1枚につき1名まで団体料金(100円引き) ※新潟分館のみ。※他の割引との併用不可。

企画展チラシ

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チラシ表

チラシ裏

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第16回秋艸道人賞写真コンテスト巡回展示のお知らせ

今年度も「會津八一の歌を映す」第16回秋艸道人賞写真コンテスト巡回展示の開催をしております。ぜひご鑑賞ください。

1 いかるがホール(奈良県)  4月12~30日 入賞作品7点
2 奈良県立図書情報館  5月16~28日 入賞入選30点
3 中村屋サロン美術館  6月7日~7月9日 入賞入選30点
4 三千院(京都)  7月下旬予定 入賞7点
5 高松市市民活動センター  10月予定 入賞入選30点
6 胎内市産業文化会館  11月予定 入賞入選30点

「八一を知る 八一がわかる」ー短歌編ー 紹介動画配信中

開催中の企画展「八一を知る 八一がわかる」-短歌編-の見どころを動画でご紹介いたします。
下記のアドレスをクリックするとご覧いただけます。
https://youtu.be/RIFN03fEqEk

植物学者・牧野富太郎との意外な関わり

現在放送中のNHK朝の連続ドラマ「らんまん」は、高知県出身の植物学者牧野富太郎(1862~1957)の人生をモデルにしたものですが、実は會津八一も牧野と関わりがあったのです。
開催中の企画展「八一を知る 八一がわかる」-短歌編-に、牧野と八一の接点が窺われる
資料を展示しています。どうぞご覧ください。

書簡集『雁魚來往』十 を刊行しました

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この度、會津八一と交友関係にあった人々との

往来書簡集『雁魚來往〈十〉』(A4判、110㌻)を刊行いたしました。

今回は、會津八一の門弟で美術史学者の安藤更生の書簡と安藤に宛てた會津八一書簡とともに

時系列で収録しました。巻頭に鮮明なカラー図版を掲載し、八一の息遣いが感じられる毛筆の

魅力を感じていただけるように致しました。

1冊2500円(税込)。ご希望の方は、当館までご連絡ください。

第17回秋艸道人賞・写真コンテスト開催

會津八一記念館は、今年度も「會津八一の歌を映す」第17回秋艸道人賞・写真コンテストを開催いたします。

八一の短歌は、古代への憧憬、四季おりおりの自然に寄せる想い、戦争への怒りとむなしさ、混乱期に病死した養女への悲歌といった、生身の人間としての感慨を詠じた名歌があります。

この写真コンテストのねらいは、八一の短歌をただ視覚的になぞるといったものではありません。八一の短歌のイラストではなく、その歌をモチーフに万人の心に響く心象風景を自在に映像化していただきたいというのが、このコンテストの趣旨です。

このコンテストも17回を迎え、県内外からの応募数も増え、上記の趣旨のご理解が広がりつつあります。ぜひ独創的な写真を多くお送りいただきたいと思います。

以下のPDFで公募規定をご確認頂き、ふるってご応募ください。

おもて

うら

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館長講座「書に親しむ」(3)の受講生募集

新潟大学名誉教授で書家の野中吟雪館長による連続講座「書に親しむ」(3)が
5月11日にスタート致します。

この講座では會津八一と同時代の文人や書家がどのように書と向き合い、
どのような作品を遺したかを探ります。

各回のタイトルは次の通りです
第1回「書とその周辺」         5月11日(木)   
第2回「中林梧竹と副島蒼海」     7月11日(火)
第3回「棟方志功の書」       10月17日(火)
第4回「現代の書」-現状と課題 令和6年2月18日(日)

会場:日報ホール(メディアシップ2階)
時間:午後2時から約1時間半です。
定員:各回120人(定員に達し次第締め切ります)

受講料は1回500円。4回分前納(2000円)の方には、
漢字の書体の変遷がたどれる図録「書の美ヒストリア」(2015年刊行)を進呈します。

申し込みは、往復はがき 〒950-0088 新潟市中央区万代3の1の1 新潟市會津八一記念館
または
Eメール info@aizuyaichi.or.jpで、住所・氏名・連絡先(電話)とともに
A・4回一括申し込み
B・1回ごと=希望回を明記(例:第1回、第1回と第2回、第2回~第4回)
どちらを希望するか記してお申込みください。

後日、聴講券をお送りします。

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