11月30日、「會津八一の歌を映す」第10回秋艸道人賞写真コンテストの審査が行われました。12月23日より新潟市會津八一記念館で開催する企画常設展「會津八一と刻字」で併設展示する他、早稲田大学會津八一記念博物館、新宿中村屋サロン美術館(東京)、奈良県立図書情報館、いかるがホール(奈良県斑鳩町)、胎内市産業文化会館などで巡回展示する予定です。
【秋艸道人賞】
中林重英(ナカバヤシシゲエイ)
新発田市 73歳
「春日野に おし照る月の ほがらかに 秋の夕べと なりにけるかも」
【早稲田大学會津八一記念博物館賞】
津田節哉(ツダセツヤ)
名古屋市 78歳
「穴ごもる けもののごとく 長き夜を 榾の火影に せぐくまりおり」
【新潟市長賞】
宮澤晃(ミヤザワアキラ)
新潟市江南区 69歳
「薄れゆく 壁絵のほとけ もろともに わが玉の緒の 絶えぬともよし」
【胎内市長賞】
山口愛子(ヤマグチアイコ)
新発田市 78歳
「ひそみ来て 誰が打つ鐘ぞ さ夜ふけて ほとけも夢に 入り給うころ」
【新潟日報社賞】
佐々木進(ササキススム)
新潟市西区 64歳
「天地に われひとりいて 立つごとき このさびしさを きみはほほ笑む」
【BSN賞】
斎藤日出子(サイトウヒデコ)
佐渡市 71歳
「船人は はや漕ぎ出でよ 吹き荒れし 宵のなごりの なほ高くとも」
【第10回写真コンテスト審査員特別賞】
山口晴久(ヤマグチハルヒサ)
大阪府池田市 61歳
「天地に われひとりいて 立つごとき このさびしさを きみはほほ笑む」
入選者一覧
糸井洋(京都府宮津市)、伊藤春男(新発田市)、大滝登(新潟市西区)、大東実(奈良市) 小野幸司(新発田市)、角信武(新潟市西区)、小林一美(新潟市東区)、佐久間光夫(新発田市) 佐藤守(新潟市西区)、澤戢三(奈良県生駒郡)、杉野秀一(新潟市中央区)、高澤和也(新発田市) 高橋幸子(新潟市北区)、中川一郎(新潟市中央区)、仲辻真帆(奈良県生駒市)、中村豊美子(新潟市西区)、曳野利(福岡県北九州市)、古田敏春(新発田市)、星正一(加茂市)、本間一人(新潟市江南区)、宮川美代子(新潟市秋葉区) 〔敬称略 五十音順〕