新潟市 會津八一記念館
お知らせ・企画展

月別アーカイブ: 2024年12月

Share on Facebook
Pocket

講演会「八一と高村光太郎」&篆刻体験講座のご案内

會津八一記念館では、開催中の企画展「八一を知る 八一がわかるー独往の書の秘密ー」の関連イベントとして、文芸講演会と篆刻体験講座を開催いたします。
3月2日の講演会は、岐阜女子大学教授の住川英明先生から、自詠の歌を書で表現した八一のかな書を中心に、八一と同時代の彫刻家・詩人の高村光太郎の書を比較しながら、文学者の書の魅力に迫ります。
3月8日の篆刻講座は、新潟県内の高校の書道担当教諭を講師に、参加者から自分の名前の1文字を実際に石に彫ってもらう体験講座です。

講演会&篆刻体験講座のご案内

参加ご希望の方は、申込フォームからお申し込み下さい。

新潟市會津八一記念館 2024年度冬季 イベント申込フォーム

 

八一を知る・八一がわかる

〜 独往の書の秘密 〜

 會津八一(1881〜1956)を初めて知る人に向けた入門編「八一を知る、八一がわかる」シリーズ第4弾。今回は、八一芸術の要となる〈書〉をテーマに企画します。

 八一はもともと左利きだったため、利き腕でない右手で文字を書くことが苦手でした。そこで八一は誰もが目にし、しかも文字の構造が平明な新聞の明朝体活字をよりどころとしました。さらには縦線、横線、渦巻きの線を書く独自の習練法を積み上げていきます。一方では、中国や日本の書の古典を幅広く研究し、それぞれが醸し出す書の美しさを会得しながら、誰にも頼らず自らの書を形作りました。その結果、八一は独往の書人として大成したのです。

 展覧会では、八一の17歳の筆跡から75歳のときの絶筆に至るまでの作風の変化を、八一の生涯とともに紹介いたします。また、今回、八一が書の学び方を解説した原稿を初めて公開いたします。それらを通じて八一の独往の書の秘密に迫ります。

 同時開催として第18回會津八一の歌を映す秋艸道人賞写真コンテスト入賞入選作品展も開催します。

関連イベント

自分の言葉を書く -會津八一と高村光太郎-

演題 「自分の言葉を書く -會津八一と高村光太郎-」
講師 住川英明氏(岐阜女子大学教授)
日時 2025年3月2日(日) 午後2時~3時半
会場 日報ホール(新潟日報メディアシップ2階)
聴講料 500円(事前申込制)
定員 120名

篆刻体験講座「方寸の世界にふれる」

演題 篆刻体験講座「方寸の世界にふれる」
講師 佐藤雄司氏(新潟県立新潟向陽高校教諭)
小川貴史氏(新潟県立新潟東高校教諭)
日時 2025年3月8日(土) 午前10時~午後4時(予定)
会場 ナレッジルーム(新潟日報メディアシップ6階)
聴講料 2,000円(事前申込制)
定員 25名

野中吟雪館長による作品解説会

演題 野中吟雪館長による作品解説会
講師 野中 吟雪(新潟市會津八一記念館館長)
日時 2025年2月16日(日) 午後2時~約50分
会場 当館展示室(申込不要/要当日観覧券)

作品説明会

演題 学芸員による作品解説会
講師 学芸員
日時 会期中の第2・4日曜日
午前11時~約50分
会場 当館展示室(申込不要/要当日観覧券)

 「會津八一の歌を映す」 第18回 秋艸道人賞  写真コンテスト入賞入選表彰式・公開講評

演題 「會津八一の歌を映す」 第18回 秋艸道人賞 写真コンテスト入賞入選表彰式・公開講評
講評 淺井愼平氏(写真家)、村尾誠一氏(東京外国語大学名誉教授)、若松保広氏(仏像写真家)を予定
日時 2025年2月9日(日) 午後2時~4時(予定)
会場 新潟グランドホテル
(〒951-8052 新潟市中央区下大川前通3ノ町2230番地)
聴講料 無料
定員 80名

期間中、本展覧会名を2人の書家による揮毫で展示室前に掲示しています。
・12月17日~2月2日:木下慶香先生〈新潟県書道協会参事、新潟市〉
・2月4日~3月23日:渡邉春虹先生〈新潟県書道協会参事、新潟市〉

 

写真コンテスト入賞入選作品展

入賞作品について、詳しくはこちら

※イベント1、イベント2、イベント5の聴講をご希望される方は、専用申込フォームか往復はがきのいずれかでお申し込みください。往復はがきの場合、参加を希望するイベント名と、住所、氏名、電話番号を明記のうえ、會津八一記念館までお送りください(ただし1通につき1イベント、1名様でのご応募といたします)。定員に達し次第締め切ります。

申込フォーム

※新型コロナウィルス感染症の影響により、会期、関連イベントなどを変更または中止する場合があります。

企画展チラシ

pdfbnr

チラシ表

チラシ裏

pdfbnr

第18回写真コンテスト入賞者発表

第18回写真コンテスト入賞者発表

2024年11月26日、「會津八一の歌を映す」第18回秋艸道人賞写真コンテストの審査会が行われました。全国から多数のご応募ありがとうございました。

入賞作品は、2024年12月17日(火)から新潟市會津八一記念館で開催する企画展「八一を知る、八一がわかる 独往の書の秘密」で併設展示する他、2025年春から、中村屋サロン美術館(東京都新宿区)、奈良県立図書情報館、いかるがホール(奈良県生駒郡斑鳩町)、三千院(京都市)、高松市市民活動センター(香川県)、胎内市産業文化会館などで巡回展示する予定です。

【秋艸道人賞】


江部堅市(エベケンイチ)
新潟県南魚沼市
「天地に われひとりゐて 立つごとき このさびしさを 君はほほ笑む」

【新潟市長賞】


二瓶純緒(ニヘイスミオ)
新潟市江南区
「溝川の 底のをどみに 白妙の もののかたちの 見ゆるかなしさ」

【胎内市長賞】


藤井則子(フジイノリコ)
新潟市西蒲区
「近づきて 仰ぎみれども みほとけの みそなはすとも あらぬさびしさ」

【新潟日報社賞】


山口晴久(ヤマグチハルヒサ)
大阪府池田市
「みとらしの 蓮に残る 褪せ色の 緑な吹きそ 木枯らしの風」

【BSN賞】


風間基和(カザマモトカズ)
新潟市西区
「近づきて 仰ぎみれども みほとけの みそなはすとも あらぬさびしさ」

【八栗寺わたつみ賞】


山口ようこ(ヤマグチヨウコ)
新潟市西区
「我妹子を しぬぶ夕べは 入日さし 紅葉は燃えぬ わが窓のもと」

【審査員特別賞】


羽田寿弘(ハダトシヒロ)
新潟県胎内市
「すべもなく み雪降りつむ 夜の間にも 故郷人の 老ゆらくをしも」

入選者一覧

安藤勝(新潟市西蒲区)、五十嵐七郎(新潟市中央区)、井川康徳(新潟県胎内市)、江部勇(新潟市江南区)、江部堅市(新潟県南魚沼市)、大滝登(新潟市西区)、大井祥朗(香川県高松市)、太田裕一(新潟県新発田市)、熊倉秀達(新潟県新発田市)、佐々木進(新潟市西区)、佐藤荘威(新潟市西区)、佐藤俊男(新潟県柏崎市)、清水進(神奈川県海老名市)、中村豊美子(新潟市西区)、畠山正樹(新潟市東区)、松井隆夫(新潟県上越市)、松村日出男(奈良県生駒郡斑鳩町)、山口晴久(大阪府池田市)、吉原徹(新潟市東区)、由村喜美子(新潟市江南区)、和田均(新潟県小千谷市)
〔敬称略 五十音順〕

PAGETOP
Copyright © 新潟市會津八一記念館 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.