〜 八一を知るための入門編 〜
八一は歌人として1,150首ほどの短歌を詠みました。主に奈良の風物や古寺古仏を題材としましたが、そればかりではなく、自然の美に陶酔した歌や戦争体験から生まれる当時の生活や世相を映した歌、新潟帰郷後の晩年に学芸生活の合間に詠んだ歌など幅広いテーマで時代背景を投影した歌も詠みました。
本展では27歳の時に初めての奈良旅行で詠んだ歌から、生涯で最後となった香川県八栗寺の梵鐘に鋳込まれた歌に至るまで、年代順に八一の歌を墨蹟、原稿、歌集などで紹介し、短歌からにじみ出る八一の人生をたどります。
また、良寛研究家で八一と早稲田大学の同級生だった相馬御風の生誕140年を記念し、八一と御風が敬慕した良寛の書作品や遺品などを展示し、両者の交流ぶりも合わせて紹介いたします。
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27歳、はじめての奈良に感動 會津八一《若草山図・あをによし》
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「すゑせんの」に新潟なまりが… 會津八一《水仙図・はなすぎて》
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イラスト風自画像 會津八一書簡 櫻井政隆宛(1908年7月25日)
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四日間かかって詠んだ最後のうた 會津八一《わたつみの》
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31年ぶりの再会 糸魚川・相馬邸にて(1946年7月)
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二人の贈答歌 會津八一・相馬御風《まなびすと/かぎりなき》
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御風も八一も魅了した良寛の「鉢の子」 良寛遺愛の「鉢の子」(個人蔵)
演題 |
會津八一の歌と生 |
講師 |
山田富士郎氏(歌人、現代歌人協会会員) |
日時 |
2023年6月2日(金) 午後2時~3時半 |
会場 |
日報ホール(新潟日報メディアシップ2階) |
聴講料 |
500円 |
定員 |
120名 |
演題 |
野中吟雪館長による作品解説会 |
講師 |
野中 吟雪(新潟市會津八一記念館館長) |
日時 |
2023年6月4日(日) 午後2時~約50分 |
会場 |
当館展示室(申込不要/要当日観覧券) |
演題 |
学芸員による作品解説会 |
講師 |
学芸員 |
日時 |
4/9(日)、23(日)、5/14(日)、28(日)、6/11(日)、25(日)
午前11時~ 約50分 |
会場 |
当館展示室(申込不要/要当日観覧券) |
期間中、本展覧会名を2人の書家による揮毫で展示室前に掲示しています。
・4月4日~5月14日:若林溪竹先生(新潟県書道協会理事/見附市)
・5月16日~6月25日:薄田逸齋先生(新潟県書道協会理事/新潟市)
※イベント1をご希望される方は、往復はがきに参加を希望するイベント名と、住所、氏名、電話番号をお書きのうえ、會津八一記念館までお送りください。
※ただし1通につき1イベント、1名様でのご応募といたします。定員に達し次第締め切ります。
※新型コロナウィルス感染症の影響により、会期、関連イベントなどを変更または中止する場合があります。
※ご来館の際はマスクをご着用ください。
企画展チラシ