天平の美仏
 奈良聖林寺(奈良県桜井市)の秘仏「十一面観音菩薩立像」(国宝)の魅力を伝える写真集「天平の美仏」が刊行されました。
 撮影は仏教美術写真家の小川光三と父の晴暘で、おととし秋の企画展「奈良大和路の美」でも二人の仏像写真を展示しました。企画制作は奈良の飛鳥園です。
 「天平の美仏」は十一面観音菩薩立像のモノクロ、カラー写真を中心に、子安延命地蔵菩薩をはじめとする聖林寺の仏像と曼荼羅などが収められています。
 また、會津八一が聖林寺を訪れた際に詠んだ「さくはなの とはににほへる みほとけを まもりてひとの おいにけらしも」が八一自筆の文字で、巻末見開きページの満開の桜の写真に添えられています。
 A4判47ページ、2300円(+税)。會津八一記念館で注文を承ります。025(282)7612

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