新潟市 會津八一記念館
お知らせ・企画展

月別アーカイブ: 2017年7月

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軽やかに生きる…大徳寺の泉田玉堂師が講演します

會津八一の誕生日の8月1日(火)午後2時から、新潟市中央区万代の日報ホールで、京都大徳寺の泉田玉堂老師(田上町出身、京都大徳寺松源院住持)が講演します。演題は「日々新面目あるべし」

泉田老師は6月、「軽やかに生きる」と題した本を出版されました。数多い禅語の中から108の言葉を取り上げ、その意味とともに私たちはどう生きるべきかを日々の生活に結び付け、語りかけるようにやさしい言葉でつづっています。

講演では禅と會津八一の生き方、作品などを取り上げて話してくださる予定です。

なにやら閉塞感漂う昨今ですが、泉田老師のお話を聞き、「軽やかに生きる」ヒントを得たいものです。

「日々新面目あるべし」は會津八一が早稲田大学の教員時代、教え子の学生に書いて贈った「学規」4則のうちの4番目の言葉でもあります。「日々怠ることなく努力を重ね新しい自分を創りだしていこう。人間の生は躍動してやまないものだ」という意味です。学規は、学問芸術を学ぶときの心構えとしたものであり、八一自らの生活信条にもなっていました。

聴講希望の方は往復はがきでお申し込みください。返信はがきを聴講券としてをお送りします。
宛先は〒950-0088 新潟市中央区万代3の1の1會津八一記念館  025(282)7612

多数のお申し込みをお待ちしております。

心の合った者の交わす言葉は蘭のようにかぐわしい

會津八一記念館は7月14日、會津八一記念館で開催中の「芝蘭の交わり~八一と麻青の書画」を記念して文芸講演会「北方の人會津八一 麻青あて書簡をよむ」を開きました(会場:新潟市中央区万代の日報ホール)。講師の和泉久子先生(鶴見大学名誉教授)が、麻青宛て手紙の中の八一の作品などをもとに、新潟に根差した文学活動を展開した二人について語り、約80人が耳を傾けました。

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和泉先生は文学と風土の関係について「人間存在の基盤になるものであり、人間の特性を形作るもの」と定義し、「地方の心が培われて、それを新潟の風景を表すのは人間として当然のこと。越後の風土から感じたもの、風土それ自体を詠みこむということ」だとして上で、八一の《青貝のふばこの文や夜半の月》や《門をゆくひと物いわぬ深雪かな》を例に挙げました。麻青も《荒海のうろくづはみて吹き狂ふ吹雪に育つ北つ人かも》と新潟の風景を詠んでいます。 

「芝蘭の交わり~八一と麻青の書画」展では、八一と麻青が期せずして同じ言葉を揮毫したその作品も見どころの一つです。《同心之言其臭如蘭》です。これは「心の合った者の交わす言葉は蘭のようにかぐわしい」という意味です。このことについて和泉先生は「二人に通じた心があったのではないか。学問芸術は大切にしなければならない。この大枠で確認した。人間の尊厳を確立するものだという考えを持っていた」との解釈を示し、「《同心之言其臭如蘭》の中の「同心」とは審美眼、美への感覚、美的判断。同じ審美眼を共有することではないか」と、心を通わせた二人の関係について述べました。

2017年夏企画展「芝蘭の交わり」

麻青に関する旧蔵品の初のお披露目展。
八一と麻青の文学活動における共通点を比較するとともに、
郷土に根差した両者の文芸を紹介します。

本展覧会は、會津八一(号・秋艸道人1881-1956)の旧制新潟中学時代の後輩で、歌人、国文学者の式場益平(五泉市出身、号・麻青1882-1933)の遺族から平成26年に当館へ寄贈された麻青に関する旧蔵品の初のお披露目展です。

展覧会では、八一と麻青の文学活動における共通点
1)良寛・万葉集への私淑
2)故郷・新潟をテーマに詠じた俳句や短歌
3)万葉調で詠じた奈良の短歌
を、それぞれの墨蹟や原稿などで比較するとともに、八一が麻青に贈った自らの墨蹟や書簡も併せて展示し、郷土に根差した両者の文芸を紹介します。

また、八一が上越地方の旧家で発見した小林一茶の「六番日記」を展示し、八一が麻青に一茶論を述べるほど一茶に私淑していた点にも着目し、さらには夏目漱石、安田靫彦、斎藤茂吉、相馬御風、原宏平が麻青に宛てた葉書によって麻青の幅広い交友関係を見ていきます。

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講題 「北方の人 會津八一 -式場麻青あて書簡をよむ-」
講師 和泉久子氏(鶴見大学名誉教授)
日時 2017年7月14日(金) 午後2時~3時半
会場 新潟日報メディアシップ 2階 日報ホール
聴講料 500円

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講題 「日々新面目あるべし」
講師 泉田玉堂老師(大徳寺第530世住持)
日時 2017年8月1日(火) 午後2時~3時半
会場 新潟日報メディアシップ 2階 日報ホール
聴講料 500円

※イベント1、2とも往復はがきで「文芸講演会」、「八一祭」のいずれか参加希望を記し、住所、氏名、電話番号をお書きのうえ會津八一記念館までお送りください。定員に達し次第締め切ります。
※1通につき1講演会、1名様までのご応募といたします。

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期間中 第2、4日曜日 午前11時当館展示室にて(企画展入館券が必要です)

企画展チラシ

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チラシ表 チラシ裏

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