略歴・解説
俳人、歌人、随筆家。愛媛県松山市生まれ。本名常規。俳句、短歌の改革を実践し、日本の近代文学に多大な影響を与えました。代表作に俳論『俳諧大要』、歌論『歌よみに与ふる書』、随筆『墨汁一滴』など。
八一との関係
八一は若い頃から子規を尊敬していました。その一方で、東京・根岸の子規の庵に訪問し、良寛の短歌を紹介しています。
八一の言葉
正岡子規子等の作歌に接する機会もしばしばなるにつれて、忽ちその主張流風に傾倒し、俳句のかたわら歌をも作り始めたり。(『鹿鳴集』「後記」より)
関連作品
「あかつきの 起きのすさみに 筆とりて 描きし花の 藍薄かりき」
(正岡子規歌書、新潟市會津八一記念館蔵)
1900(明治33)年6月、八一が根岸の子規庵を訪問した際に譲られた短冊。その時の出来事は八一の歌集『鹿鳴集』「後記」に記されています。