略歴・解説
画家。愛知県名古屋市生まれ。洋画家の一方、挿絵、グラフィックデザインなど幅広く活躍しました。代表作に『博物館彫刻室』、大阪四天王寺『聖徳太子絵伝』など。
八一との関係
八一と杉本健吉は歌書画集「春日野」(1954年)などを合作しています。
八一の言葉
杉本といふ画家の腕まへほんとに関心いたし候。(「上司海雲宛 會津八一書簡 昭和21年4月27日」より)
杉本健吉の言葉
秋艸道人の『鹿鳴集』は私のバイブルである。奈良を歩くときは手離さず、その時その場でハミングしてみる。先生の歌は声に出して一層の感銘の度を増す。(「夜半三月堂」より)
関連作品
會津八一歌書・杉本健吉画 合作書画集「春日野」
1954(昭和29)年出版の合作書画集で図版全21枚。この書画集は、昭和21年から何度か企画にあがり、紆余曲折を経て昭和29年に、ようやく完成した力作です。