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略歴・解説

板画家。青森市生まれ。ゴッホの油絵「向日葵」の原色版に衝撃を受け、画家を志す。日本・東洋の民話、神話を題材に板画で表現しました。代表作に、『善知鳥』、『釈迦十大弟子』、『大和し美し』など。

八一との関係

戦前からの友人。志功は八一の短歌や広い学識に感銘を受けていました。

八一の言葉

棟方も當世の名だたる作家の一人として、彼の藝術も特色を以て立つ。しかも並々ならぬ強い特色である。・・・それほどに強い特色を振り廻すのが棟方の方でも勝手である。遠慮は無用である。(「棟方志功のこと」より)

志功の言葉

いつも先生のおんうたにお経をかんじています。(會津八一宛書簡「昭和20年10月15日」より)

関連作品

十大弟子「文殊菩薩の柵・普賢菩薩の柵」

1946(昭和21)年7月、八一は新潟市の古書店で知友・棟方志功の「十大弟子」二菩薩を見つけ、歌を書き入れました。

やまとには かのいかるがの おほてらに みほとけたちの まちていまさむ

やまとには かのいかるがの おほてらに みほとけたちの まちていまさむ

はつなつの かぜとなりぬと みほとけは をゆびのうれに ほのしらすらし

はつなつの かぜとなりぬと みほとけは をゆびのうれに ほのしらすらし

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