サロンにつどったアーティストたち

パンやカレーで知られる老舗食品メーカーの東京・新宿中村屋の創業者、相馬愛蔵・黒光夫妻は芸術・文化に深い理解を示し、明治末期から昭和初期まで、若き芸術家らの活動を支援しました。中村屋には、彫刻家、荻原守衛(碌山)をはじめとする芸術家や文化人らが集うようになり、芸術・文化が薫るヨーロッパのサロンに例えられ、「中村屋サロン」として日本の近代美術史にその名を刻みました。

 會津八一(号・秋艸道人・1881〜1956)は、大正時代、相馬夫妻の長男を早稲田中学で教えたことが機縁で、相馬夫妻と深い関わりを持つようになりました。昭和20年、八一は東京空襲で罹災し新潟に帰郷してからは、上京のたびに相馬家に招かれ歓待を受け、昭和24年には中村屋で個展を開催しています。

 特別展では、中村屋所蔵の八一の墨蹟の名品を展示し、中村屋と八一との関わりを紹介します。また中村屋サロンゆかりの芸術家の秀作も紹介し、日本近代美術史に名を残したアーティストたちの躍動感あふれる作品を披露いたします。さらに、サロンの中心人物であった画家の中村彝が、生前に新潟県柏崎市で個展を開催した際の絵画も陳列し、新潟と関わりも紹介します。

相馬夫妻の情熱

演題 中村屋創業の相馬愛蔵・黒光と若き芸術家たち
講師 太田美喜子氏(中村屋サロン美術館学芸員)
日時 2018年6月27日(水)13時30分〜15時(予定)
会場 新潟日報メディアシップ 2階 日報ホール
定員 150名
参加費 500円

中村屋サロンの位置づけ

演題 近代日本美術史と中村屋サロンに集った作家たち
講師 原田平作氏(大阪大学名誉教授、頴川美術館理事長)
日時 2018年7月11日(水)14時~15時30分(予定)
会場 新潟日報メディアシップ 2階 日報ホール
定員 150名
参加費 500円

八一祭記念講演会

演題 東寺の歴史と會津八一
講師 砂原秀輝師(東寺執事長)
日時 2018年8月1日(水)13時30分~15時(予定)
会場 新潟日報メディアシップ 2階 日報ホール
定員 150名
参加費 500円

會津八一・良寛の書を味わおう

演題 拓本と表装 体験講座
講師 角田勝久氏(新潟大学准教授)
日時 2018年8月18日(土) ①10時〜 ②11時10分〜 ③13時30分〜 ④14時40分〜 ⑤15時50分〜(各回1時間程度)
会場 新潟日報メディアシップ 5階 會津八一記念館
定員 各回6名
参加費 1500円

※往復はがきで希望イベント名、住所、氏名、電話番号を記入し、會津八一記念館までお送りください。定員に達し次第締め切ります。
※1通につき1イベント、1名様のご応募といたします。

企画展チラシ

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チラシ表

チラシ裏

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