名品たちを生んだ、秘密の資料を一挙公開。

會津八一は独往の書家として知られ、数々の名品を残しています。一見、自由闊達、縦横無尽とみられる八一の書ですが、実は厳格で精密な制作を試みていました。彼は徹底した準備と、たゆまぬ努力で独自の芸術に挑んでいたのです。

その痕跡は、八一が残した書と資料などからも垣間見ることができます。創作のために準備した様本(ノートブック)には、ペンで気に入った文字を書き写し、その配置を何度も書き記しています。また、筆を持っても、下書きを繰り返し行っています。いざ本番を迎えても、何度も揮毫し、その中から自らが納得した書だけに印を押しています。その制作の労を示すように、八一の揮毫風景を撮影した写真にはたくさんの書物と、書き損じの紙に埋め尽くされた部屋が映し出されています。

本展では、八一が残した作品と、様々な資料を紹介しながら、彼の書の秘密を解き明かしていきます。

書き出し展覧会11_18

講師 杭迫柏樹氏(書家・日展会員)
日程 平成29年5月25日(木)
時間 14時から15時30分(予定)
会場 メディアシップ 日報ホール
定員 150名
聴講料 500円

※往復はがきに住所、氏名、電話番号をお書きの上、會津八一記念館へお申し込みください。
※1通につき1名様までのご応募といたします。定員に達し次第締め切ります。

企画展チラシ

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